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「カタバミ」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「カタバミ」子孫繁栄のシンボル!花や植物の話!



カタバミは、葉が緑色と赤色がありますが、どちらもカタバミです。
赤い葉っぱは、アカカタバミと呼ばれることもあります。
どちらも増えて増えて、嫌がられる雑草です。

花だけ見ると、可憐な黄色い小さな花です。
しかし繁殖力が強くて種を1メートルほど飛ばすのと、
地下根から広がって増えていきます。
家庭菜園などで見かけたら、全滅させないと手に負えなくなります。
土を掘り起こせば、芋ずる式に引き抜けます。

普通は平べったい地にはいつくような葉っぱですが、
立ち上がるように伸びてる種類が、オッタチカタバミ。
その他にイモカタバミもあり、他の種類もあります。

似てる葉っぱがオキザリスですが、花はピンク系で違います。
似てると言えば、ムラサキカタバミです。



カタバミは室町時代頃から、旺盛な繁殖力から「子孫繁栄」
のシンボルとされ、家紋として使われるようになった草です。
今は雑草で嫌がられていますが、昔は尊重されてたんですね。

カタバミとクローバーが似てると言われてますが、
全然似てません。似てる部分は葉っぱです。
クローバーの四葉が人気があるように、
カタバミの葉っぱにも四葉、五つ葉があります。
しかし葉っぱの大きさが違いますから、
カタバミとクローバーを、間違えることはありません。

ムラサキカタバミもピンクのきれいな花です。
南アメリカ原産ですが、江戸時代末に観賞目的で入ってきて、
各地で野生化した帰化植物です。
環境省により要注意外来生物に指定されています。
ピンクの濃さで品種が違うようですが、素人にはわかりません。
オキザリスと間違えるかもしれませんが、
花の大きさでわかると思います。

カタバミは薬草とされ、炎症を抑える生薬ですが、
素人判断で食べたりしないようにしてください。危険です。
     
  • 別名 スイモノグサ

  • 特色 

  • 花期 4~10月

  • 原産 温帯地方から熱帯地方

  • 科  カタバミ科

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

畑や庭のカタバミの繁殖力は、凄いです。
いくら引き抜いても翌年には、どこかに生えてきます。
そのままにしておくと、一面カタバミに占領されます。
嫌な雑草と思いますが、黄色の可憐な花を見ると、
ついついそのままにしてしまってます。

ドクダミやセイタカアワダチソウと同じように、
引き抜いても、少しでも根が残ってれば繁殖します。
すごい生命力がある植物です。



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