「カタバミ」子孫繁栄のシンボル!花や植物の話!
カタバミは、葉が緑色と赤色がありますが、どちらもカタバミです。
赤い葉っぱは、アカカタバミと呼ばれることもあります。
どちらも増えて増えて、嫌がられる雑草です。
花だけ見ると、可憐な黄色い小さな花です。
しかし繁殖力が強くて種を1メートルほど飛ばすのと、
地下根から広がって増えていきます。
家庭菜園などで見かけたら、全滅させないと手に負えなくなります。
土を掘り起こせば、芋ずる式に引き抜けます。
普通は平べったい地にはいつくような葉っぱですが、
立ち上がるように伸びてる種類が、オッタチカタバミ。
その他にイモカタバミもあり、他の種類もあります。
似てる葉っぱがオキザリスですが、花はピンク系で違います。
似てると言えば、ムラサキカタバミです。
カタバミは室町時代頃から、旺盛な繁殖力から「子孫繁栄」
のシンボルとされ、家紋として使われるようになった草です。
今は雑草で嫌がられていますが、昔は尊重されてたんですね。
カタバミとクローバーが似てると言われてますが、
全然似てません。似てる部分は葉っぱです。
クローバーの四葉が人気があるように、
カタバミの葉っぱにも四葉、五つ葉があります。
しかし葉っぱの大きさが違いますから、
カタバミとクローバーを、間違えることはありません。
ムラサキカタバミもピンクのきれいな花です。
南アメリカ原産ですが、江戸時代末に観賞目的で入ってきて、
各地で野生化した帰化植物です。
環境省により要注意外来生物に指定されています。
ピンクの濃さで品種が違うようですが、素人にはわかりません。
オキザリスと間違えるかもしれませんが、
花の大きさでわかると思います。
カタバミは薬草とされ、炎症を抑える生薬ですが、
素人判断で食べたりしないようにしてください。危険です。
- 別名 スイモノグサ
- 特色
- 花期 4~10月
- 原産 温帯地方から熱帯地方
- 科 カタバミ科
いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。
畑や庭のカタバミの繁殖力は、凄いです。
いくら引き抜いても翌年には、どこかに生えてきます。
そのままにしておくと、一面カタバミに占領されます。
嫌な雑草と思いますが、黄色の可憐な花を見ると、
ついついそのままにしてしまってます。
ドクダミやセイタカアワダチソウと同じように、
引き抜いても、少しでも根が残ってれば繁殖します。
すごい生命力がある植物です。
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