Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

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単鞭 → 右高探馬 であって(No.2)

2020年05月21日 23時06分23秒 | 天地人

テーマ『単鞭 → 右高探馬の世界』

武術を学んでいる方は

ここを単にスルーしてはダメだといえます。

健康体操としてやる場合は除きます。

ここの本質を知らなくてもなんにも影響がないためです。

しかしながら、武術として太極拳をまなんでいる

そういう目的を持たれている方は、なぜ

単鞭 → 右高探馬 という手順で進めるのかをきちんと

体験をもってわからないとダメです。

その体験は、先生がいないと多分できないと思います。

教えていただかないと無理です。

無理な理由は、

「間合い」と「間合い本質」をレッスンして理解していないと

たんに単鞭をくりだして、次に右高探馬をだしてと、やっても

なにも得られないからです。

間合いという空間操作をきちんと体験レベルでレッスンが行われていないと

理解できません。

ところで、

九密式太極拳proのレッスンは

至ってシンプルで簡潔すぎるきらいがあります。

それは何故かというと、

武術の本質が実はとてもシンプルだからです。

世の中の一般的な性質として

単純な物事は、複雑に

複雑なことはカンタンにおしえるというのが

まぁ普通のセオリーです。

武術の本質は単純というのは、

答えが一つだからです。目的はひとつだからですね。

しかし、世の中には答えのないものもあります。

学問もその一つです。

答えがあらかじめないというのは、つらいものがあります。

では、

武術の答えはひとつなのに、どうして武術は複雑な過程

難しい言葉・術語で語られるのでしょうか?

また、稽古はどうしてシンプルじゃないのでしょうか?

どうして数か月じゃなくて何年、何十年と修行・鍛錬が必要なのでしょうか?

その答えは、述べることはできません。

生徒さんにはお話しできますが、ここでは述べないのでご了承ください。

一つだけ言えることを書きますと、

武術の目的は変わりはないのですが、

その目的を達成する手段が昔とは違ってきている。

それが一つの答えです。

 

 

 



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