初期の乳がんの可能性が高いという話の翌日、MRIを受けました。
人生初です。
造影剤を入れての撮影なので、同意書を書きました。
書類は前日の診断時に先生から渡されてほぼ記入済状態の書類で、家で名前のサインしておいてました。
前日の説明では「ヒートテック」(に類似する繊維を使用してる服)はダメですと言われていたので、綿のTシャツにセーターを着て行きました。
が。
結局、全部脱いで検査着を着てくださいってことに。
なんで前日の服装の説明ではまるで服を着たままでOKみたいな、そんな説明なのかなぁ?って思ってしまいました。
「服は脱ぐ」って説明であって欲しいです。
おそらく現場と説明との人の認識の違いなんでしょう。
(なんとなく脱ぐ想定もしてたので脱ぎやすい服で行きましたがヒートテックは着てなかったから気持ち寒かったです。)
(私の受けている健康診断でも説明書類では検査着を着なくてもよさそうですが、実際は検査着に着替えないといけません。)
病院に予約時間の30分前に到着。(←コレは指示されてます。)
受付をして、MRIの窓口へ歩いて行き、予約票と同意書、アレルギー関係や金属の有無などの確認をしました。
トイレに行っておくことを勧められましたが、受付をする直前にトイレに寄ってたのでそばの椅子に腰かけてました。
そして、ただ待つ。
建物の内部なので電波がギリギリでスマフォでの時間潰しが出来ませんでした。
時々、目の前をベットに乗って検査を受けたらしい人や、歩きで検査をしてたらしい人が通過していきました。
20分ぐらい過ぎた頃、まだな気がしたのでもう1度トイレへ行ってきました。
そして予約時間を少し過ぎた頃に呼ばれて、簡単な説明と着替えをするように言われました。
上半身は全部脱いで浴衣の構造っぽい検査着に着替え、下はパジャマみたいなズボンを履きました。
荷物と服は鍵付きのロッカーにすべて入れて、靴は下にあるカゴへ。
着替え終わったと扉を開けて、看護師さんに鍵を渡しました。
検査士さんたちがいるエリアの小さいカーテンで仕切られた場所でしばらく待機。
造影剤を入れるので、途中看護師さんが生理食塩水を入れた注射器を刺しにきて、注射器は昨日のCTと同じで手に持って、また待ち。
結局のところ「患部とは反対の腕に造影剤を入れていく」みたいで昨日のCTと今日のMRI、付け加えてなぜか血液検査の人があえてそっち側にした方に注射されることになりました。
3か所、同じ腕の曲げる部分に挿されて、なんか悲しいというか青くなるというか。
(後で家で痒くなりました。)
再び10分?15分?待って、ようやくMRIの技師さんが呼びに来て、検査台に乗ることになりました。
胸を撮影するので、クッションで斜めに調整された所に腹ばいになって身体をはめなければいけませんでした。
片手には注射器があるので(どうやるの?)って思ってたら、補助の人が「まず台の上で膝をついて...。」というので台に乗って膝をつけて。
ダイブする面を見て、片手でどうやる?と思ってたら、注射器をもってくれて。
でもためらいがあるせか、付け加えて両腕が腱鞘炎なので身体の重さに耐えれるかなと思いながらも、なんとかその凹みにダイブ。
顔にも鼻口あたり丸く穴のあいだクッションがあって、ソコに額を付けて、腕は上にある持ち手を持って、バランスを取ろうと頑張ってました。
技師さんや補助の人に言われるまま位置の微調整をしたけれど、額をクッションに付けてる状態で腕は上にあげた状態にしないといけないので、どこに体重をかけて動けばいいか難しくって。
ゴソゴソしてたら「大丈夫ですか?」と聞かれたけれど、なかなか安定しませんでした。
そのままの体勢で動かずに20分以上維持しないといけないらしくどうなるんだろう?
片手には握ると緊急時に合図が出来るゴムみたいな物を握らされました。
ヘッドフォンもはめられたけれどなんか耳から微妙にズレてて、そう伝えて直してもらっても微妙に右に偏ってました。
落ちそうなまま感覚のまま。
ですが、そう思っている間に始まりました。
おでこがクッションに当たっていて、薄目しか開けれないからもうずっと目を瞑ってました。
始まってからは、もうすごい音。
カンカンカンとかゴォゴォゴォとかブーブーブーブーブーとか。
なんでこんなに音量が大きいの?ってぐらい煩い音がずっと続きます。
時々、ちょっとだけ止まって少しホット出来る時間があって、またブーブーブーブーブーが始まる。
それの繰り返し。
静かだとクラシックが流れてるけれど、機械の大音量がしてると思考すら出来なくってただ我慢。
始めは何が起こってるか分からなくって不安で不安で。
しばらくしてこの音が普通なんだろうと推測して、頭の中でYouTubeで聞いてる歌を流そうとしても音がうるさすぎて出来なくなって。
仕方なく数を数え始めて、100を2回ぐらい数えて。
でも続けれず。
どれだけ時間が過ぎたのかも分からなくて、ただ時間が過ぎるのを待ってました。
時々、照射されてるのか背中に嫌な温かさを感じました。
不安もあってか心臓が辛く、嫌な汗も出てました。
早く終わって~~~って心の中で叫んでました。
そして静かになって、声が聞こえてきました。
「今から薬入れます。」だったかな。
造影剤を入れるタイミングになったようでした。
じゃあ終わりが近くなってるのかな?って淡い期待を持ってしまったけれど、撮影は続いて。
再びカンカンカン+ゴォゴォゴォ+ブーブーブーブーブーが来ました。
ようやく終わりましたと聞こえ、何かが動く音がして、腕から造影剤を入れていた注射器を取ってくれたような。
起き上がる時ふらつくことがあるらしく両側に介助されて膝たちの体勢になりました。
起き上がると同時に両側から検査着のボタンを留めてくれて、ちゃんとした服の状態に戻してくれました。
それから台から降りましたがその時もそばで支えてくれました。
最初はゆっくり歩いたけれどすぐに身体の感覚が戻りました。
そして傍の椅子に座りました。
再び腕から針を抜いて、キツクしばられて着替え後に外すということで。
最初のロッカーの場所に戻って、扉をしめて着替えました。
あ~なんかすごい精神的疲労。
着替え終わって、腕の止血用バンドを外してもらって、今日は検査終わり。
担当者にお礼を言ってMRIの部屋を出ました。
はぁ、静音ってありがたい。
もうMRIはいらないです。
次は会計。
受付に書類を出して、番号をもらってしばらく待ちました。
持ってきたお茶を飲み干し、ゼリー飲料を1袋飲み干しました。
呼ばれたので受付に行くとなぜか住所の確認をされました。
保険証にマイナンバーカードを使ったんですが、その住所がなぜか現住所とは違った住所。
どうして?
マイナンバーが出来た初めの時のアパートの住所でした。
さて、コレってどうしたらいいのだろうか?
今の住所でちゃんとマイナンバーを作ってるのになぜ??
面倒だから夫には伝えておきました。
(夫も放置するっぽいけれど。)
で、前日と今日の分の会計4万円弱。
高っか。
自動機で支払いをしてから、駐車券の精算をしようとして機械に駐車券を突っ込むと、あれ?はいらない。
おかしいなぁと機械をよく見ると「コレは駐車券精算機ではありません、駐車券精算機は数メーター先にあります。」って書いてありました。
頭、ぼけてるなぁと思って精算を済ませて駐車場へ行って車の扉に手を掛けると、あれ?無反応。
同型の違う車に手を入れてました。
あれ?私の車はどこ?って1列間違えてました。
たいぶバカだなぁと自嘲。
そして、帰り道。
まだ一人の運転では慣れない道なんですが、混みだす時間帯が近づいてきてしまったので、近道を選びました。
住宅街の細い中道を通る道で夫がよく使うし、ナビにも足跡があってこれなら行けると思って、曲がったら。
行き止まりでした。
なんとかUターンして、今度は間違えずに道を進みました。
やっぱりだいぶ疲れてたみたいです、私。
MRIは2度目はいらないです。