LP21『外国人共生&行政書士相談』クラブ

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帰化のメリット

2020年03月23日 |  3.永住ビザ・帰化申請

「帰化」とは、日本国籍を取得することをいいます。

日本国籍を取得するという事は、今後の人生を左右する一大イベントです。

いろんな意味で迷われている方もいらっしゃるかと思います。

今回は、帰化のメリット・デメリットについて解説していきます。

是非、ご参考にしていただければと思います。

◎帰化のメリット 

帰化をするメリットは、人それぞれ違うかと思いますが、一般的には以下の5つが挙げられると思います。

一 日本人として日本に永住できる

二 日本の戸籍をもつことができる

三 日本人と同じ権利をもつことができる

四 金融機関から融資が受けやすくなる

五 日本のパスポートをもつことができる 

では、それぞれ解説していきます。

【日本人として日本に永住できる】

帰化をすれば在留資格や在留期間に関係なく日本に住み続けることができます。

在留資格の「永住」も在留期間に関係なく日本に住み続けることができます。しかし、「永住」の場合はあくまでも外国籍のまま日本に住み続けるので、日本を出国する場合の再入国許可、在留カードの携帯義務、そして在留カードの更新を行う必要があります。帰化をすればこのような煩わしさから解放されます。

【日本の戸籍をもつことができる】

日本国籍に帰化すると日本の戸籍に入ることができ、さらに日本人と同じ名前をもつことができます。

【日本人と同じ権利をもつことができる】

帰化をすることにより以下の権利を得ることができます。

・参政権をもつことができる

 選挙で投票できたり、選挙に立候補できたりと、日本の政治に参加できます。

・公職に就くことができる 

 公立学校の先生や警察官、役所など公務員の職業に就くことができます。これにより職業選択の幅が広がります。

・年金、保険といった社会保障など、日本人と同じ権利を持つことができる

 外国人でも社会保障は受けられますが・・・社会保障の財源は限られているため日本国民を優先する考えがあります。しかし、帰化をすればそのような不安はなくなります。

【金融機関から融資が受けやすくなる】

日本人になることで信用力があがりますので、住宅ローンや自動車ローン、そして事業用のローンといった融資が金融機関ら受けやすくなります。

【日本のパスポートをもつことができる】

日本のパスポートはとても強く、ビザ免除で様々な国に行くことができます。

◎帰化のデメリット 

メリットがあれば当然デメリットがあります。

帰化のデメリットは・・・

【母国の国籍を失うこと】

日本では二重国籍を認めていません。よって、日本国籍を取得した場合は、母国の国籍を捨てることになります。

国籍を離脱してしまうと元の国籍に戻すことは困難になります。

どうしても母国の国籍を失いたくないというのであれば「永住」という道もあります。

ご自身そしてご家族でよく話し合って決めていただければと思います。

以上・・・帰化のメリット・デメリットでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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