モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

経営力再構築伴走支援におけるアプローチ手法

 

今日は久しぶりに秩父でお仕事。
相談予約が詰まっている中、合間をぬって、2時間ほど「よろず支援拠点成長志向企業伴走支援事業報告会」のファシリテーター(リモート)を務めます。夜は秩父機械電気工業会の運営委員会。本日も長い一日になりそうです。


どうもkurogenkokuです。


経営力再構築伴走支援では「傾聴型ギャップアプローチ」と「強み発見型アプローチ」をあるべき2つのアプローチ手法としつつ、従来用いられることの多かった「問題点検型アプローチ」もケースによっては有効と、報告書ではまとめられています。しかしながら目前の危機を乗り切り、落ち着いたところで傾聴型ギャップアプローチや強み発見型アプローチに切り替えることが好ましいと、個人的にも感じるところがあります。


■伴走支援の在り方検討会報告書
中小企業伴走支援モデルの再構築について ~新型コロナ・脱炭素・DXなど環境激変下における経営者の潜在力引き出しに向けて~ (p18~p20参照)
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220315002/20220315002-1.pdf


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他方、上述の通り、ギャップアプローチ(問題点検型アプローチ)も、否定されるべき手法ではなく、経営の厳しい中小企業、小規模事業者への支援手法としては有効である。例えば、経営の立て直しが待ったなしの厳しい局面に陥っている場合、知見者としてある程度明確に課題(欠点)を示し、速やかな対処を迫ることが必要である。まずは目前の危機を乗り切り、落ち着いたところで傾聴型ギャップアプローチや強み発見型アプローチに切り替えることもあり得る。
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実は、経営力再構築伴走支援において、数多くの事例を拝読していますが、現状分析の過程において「問題点検型アプローチ」を多用し、できていないことの改善策として課題設定を行っているケースが数多く目につきます。
たとえ経営改善的視点においても、「●年後の在りたい姿」を明確にし、そこに向けて何をすべきか。短期的課題(今すぐに取り組まなければならない課題)と中長期的課題(短期的課題解決の延長で取り組むべき課題)を意識しながら、支援にあたることが重要かと個人的に感じています。


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