モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

事業性評価とは「企業の成長可能性」を評価すること


今週もスケジュールがどん詰まり。
さてどうしたらよいでしょうか。。。


どうもkurogenkokuです。


最近、金融機関から事業性評価の研修を依頼されることが増えました。
事業性評価への取組みが強く求められていますが、最初にこんなスライドを提供し、事業性評価の定義を再確認していただいております。




実はこの前提で認識を間違えている金融機関が非常に多かったりします。事業性評価は「企業の成長可能性」を評価すること、すなわち対象となるのは「未来」です。過去の決算書をもとに「融資限度額」を評価するものではありません。「現在」の評価は「狭義の事業性評価」と言います。


「広義の事業性評価」がいま求められているところの事業性評価ということになりますが、それは「現在を知り、将来を予測すること」を意味しています。


将来を予測すると書きました。将来は企業の取組みにより、大きく変わります。そのステップは以下のようにまとめられます。


①取引先企業の適切な評価
企業の現状分析です。経営資源、経営環境の両面から棚卸しをします。


②解決策の提案及び実行
いわゆるココが、「コンサルティング機能の発揮」と呼ばれている部分です。
持続可能な企業であれば、創業、経営革新、経営改善、債権放棄等の対応となりますし、持続不可能な企業であれば、保証債務の整理、経営者保証GL活用等に移行します。


このようなステップを経て、企業の将来がどう変わっていくか予測する。これが事業性評価です。



スライドの下部については「必要とされるスキル」を書きました。
その中でも特に重要なのはコミュニケーションスキルではないかと思います。問題発見・解決につながる情報をいかに収集できるか、これにより解決策の精度は大きく変わってきます。


こんな話でも「タメになった」との感想をいただいています。

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