kurogenkokuです。
1078冊目は・・・。
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「空気」の研究
山本 七平 著 文春文庫
このコロナ禍の中で、もう一度勉強したのが本書です。
コロナウイルスの感染拡大防止については、かなり気を使っています。緊急事態宣言解除後、外で食事をしたのはたった4回だけ。それも、なるべく人の集まらない店で、他人に接触しないような配慮をして飲んでいます。短い時間で切り上げて、さっさと帰っています。コロナウイルスの話が起こる前には、週3~4日ペースで外飲みしていたkurogenkokuにとっては、あり得ない出来事です。
一方、コロナウイルスがもたらした経済的悪影響を目の当たりにしているkurogenkokuです。本心では、事業者を救いたくて、以前のようにどうどうと店飲みしたいという気持ちはそれを上回る。
ところがいつもはSNSを使って、店のコマーシャルをしていたのに、何か胸の中につかえるものがあって、せっかくの情報公開を控えている自分がいます。
この胸の中につかえているものこそ「空気」ではないかと。
本書では、①「空気」とはまことに絶対権を持った妖怪、②空気の責任はだれも追及できないし、空気がどのような論理的過程をへてその結論に達したかは、探求の方法がない、ものとし、③「空気」とは、非常に強固でほぼ絶対的な支配力をもつ「判断基準」であり、それに抵抗する者を異端として、「抗空気罪」で社会的に葬るほどの力をもつ超能力であるとしています。
「新型コロナウイルスの影響下で、外飲みしているなんてもってのほか」という社会的風潮に自分自身が押し殺され、注意深く食事をしているのに、何か罪悪感を感じ、人目を気にして身動きが取れなくなる。これが「空気」そのものです。
【目次】
第1章 「空気」の研究
第2章 「水=通常性」の研究
第3章 日本的根本主義について
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