52冊目は・・・。
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マイクロソフトでは出会えなかった天職
僕はこうして社会企業家になった
ジョン・ウッド 著 矢羽野薫 訳 ランダムハウス講談社
この本は先日、戦友T.Sさんに勧められて買いました。ちょっとここで戦友T.Sさんの話をしておきましょう。
kurogenkokuには診断士受験のなかで忘れられない仲間が3人います。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1281.html
その中でもT.Sさんの実力はずば抜けていて、いつも私が目標にしている先輩でした。実は今、T.Sさんを除いて3人は中小企業診断士です。T.Sさんは平成17年の2次試験を最後の受験と決め、それに向って精一杯努力しました。結果はNOでした。
その後のT.Sさんですが。
「外国人に正しい日本語を教えたい」という目標を持って日本語の勉強をしています。
「なぜ日本語を?」っと思うところがあったのですが、その疑問に答えてくれるのがこの本とのことでした。
人は何かしたいという強い衝動に駆られたときに、直接的な行動を起こします。
この本の著者であるジョン・ウッド氏はマイクロソフトのエグゼクティブであり、将来を約束されていました。
それがネパールを訪れたとき、ある一言によって彼の運命は変わります。
「あなたはきっと、本を持って帰ってきてくれる」
そこには学ぶ機会さえ与えられることのない社会が存在していました。
いつしか彼のミッションは「地球の教育を追求すること」に変わっていました。
彼はマイクロソフトを退社し、ルーム・トゥ・リード(本を読む部屋)という組織を立ち上げます。
そしてこれまでに2300の図書館、200以上の学校、50のコンピュータ教室、1700人以上の女子学生の長期奨学金、100万冊以上の本の寄贈を行っています。
まだ40歳という若さであり、ボランティア活動ゆえに生活も決して裕福ではない。
でも彼はその人生に満足しています。
人生で満足させなければならない相手は自分自身だけ。
自分で正しいことをして、その気持ちに正直になればいい。
もちろん彼のように人生を賭けてその思いに没頭される方もいるでしょう。
kurogenkoku的には、彼ほどのことはできないにしても出来る範囲で貢献出来ることをすればいいと思っています。
以上長文になりましたが、読んでみて損にはならない本です。
自分の中では★★★★★かな?
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