チビクロの受験のために取得した3連休。初日が見合わせになってしまったので、在宅でデスクワークします。ある意味、仕事を片付けるチャンス到来。
どうもkurogenkokuです。
ずっと前にこのブログでも書きましたが、何が正しいのか判断するときに片方の情報だけを鵜呑みにしないことを、kurogenkokuは強く心がけています。
経営相談でもよくあります。
社長が、「うちは外部から専務を招聘したが本当にダメだ。期待していたが全く経営が良くならない。」とkurogenkokuに打ち明けてきます。その後も、出てくるのは専務の悪口ばかり。社長の考えに共感してほしい仲間をつくりたいと言わんばかりです。
ある日とある場所で、たまたま専務とお会いする機会がありました。ものすごい人格者です。あれだけ社長からダメだしされても、会社や社長の悪口は話の中から出てこない。社長から聞いたことは一切専務に伝えず、そこはかとなく専務の人となりを聞いてみました。銀行の支店長経験者でした。
後日、そこの会社の社員と話をする機会がありました。もちろん社長と私のつながりは話していません。専務の評判はすこぶる良好でした。「あの人が来てから、会社が明るくなった。仕事に対する考え方も丁寧に教えてくれる。」
オーナー企業によくある話です。こういう事例は会社だけではなく、職場であったり、家族であったりいろいろなところで目の当たりにします。大切なのは「片方の情報だけを鵜呑みにしないこと」です。相槌くらいはうつとしても、「そうですよね」と賛同することはいたしません。
最近、兵庫県でいろいろな問題が起こっています。何が真実なのか、第三者が分かるはずがありません。オールドメディアの情報が正しいとか誤っているのか。それは判断できないです。
インターネットで、あたかもそれが真実であるかのような内容を、他者の発言を切り取ってうまく編集している動画を目の当たりにするようになりました。動画の再生回数は凄いです。視聴者数が増えると広告料収入も増える。アクセスが増えるような動画をどんどんつくる。つくっている本人からすれば、経済的なうま味があるのでそういう行動を起こされるのはある意味当然のことです。
先日、元県議会議員が亡くなる悲しい出来事がありました。あれだけインターネットで叩かれたら、普通の人間は精神が病んでしまうと思います。
お亡くなりになった際、ある方が「逮捕が間近だったことが亡くなった理由」と発言し、それを編集した動画があちらこちらで登場し、多くの視聴率を稼ぎました。しかし後日、兵庫県警がその事実を否定した途端、そういった動画は無くなりました。
インターネットによる情報発信には多くのメリットがある一方で、それが真実かどうかは誰にもわかりません(わかる方はいるかもわかりませんが、少なくとも当事者でない私はわからない)。いろいろな意見が出てくるのは良いこととしても、真偽不明な情報があたかも事実のように世論を形成していくところに大きな懸念も感じています。