43冊目は・・・。
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中小企業のための事業承継の税務と対策実践マニュアル
石丸喜博 著 (株) 三修社
一昨年買った本ですが、結構使えます。
事業承継は経営計画、会社法、税務、人材育成などなど本当に広い分野を学習していないと適切な助言はできません。
ところでこういう本を読んでいて思うのは、診断士はどこまで税務を押さえるべきかということです。
税務は税理士さんに任せたらいいじゃんと思われる方も多いと思いますが、kurogenkoku的には・・・。
細かい税額計算はできなくとも、課税の仕組みくらいは知っておくべき
と考えています。
株価の算出をする際、相続税評価額の見積りは税理士さんにお願いすることになりますが、株価の算定方法は診断士試験でも登場します。
そう中小企業で実務に使うものとしては「類似業種批准方式」と「純資産方式」の2つは押さえておいてください。
B/Sを見れば「細かい数値は税理士さんにお願いするとしてもおおよそ〇〇円くらいになる」程度はわかります。
相続税や贈与税もそうですよね。
暦年課税や相続時精算課税の違いはわかりますか?
また今回大改正のあった事業承継税制について理解できていますか?
会社法にしてもそうです。
分散している株式を集約するためにはどうしたらよいですか?
経営権を維持するための種類株式の活用は?
これらの問いかけに答えるには自分自身でどんどん新しい知識を吸収していかなければなりませんよね。
【内容】
part1 事業承継のポイント
part2 相続税の計算方法
part3 贈与税の仕組みと計算方法
part4 自社株の計算方法
part5 自社株対策の考え方
part6 会社法と事業承継
part7 同族間取引の注意点
part8 事例:債権債務の整理
part9 事業再編の手法
part10 不動産の評価方法
P.S
実は今晩、事業承継セミナーの講師をやります。。。
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