kurogenkokuです。
121冊目は・・・。
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自民党政治の終わり
野中尚人 著 ちくま新書
この本はなかなかの良書だと思います。
戦後政治の流れと自民党政治の確立、そしていまなぜ機能不全に陥っているのかがわかります。
そして小沢一郎と小泉純一郎という2人のリーダーの政治家が自民党政治に対してどのように対峙してきたのか、第1章と第2章で詳述されています。これがまた面白い。
第5章では「ヨーロッパ標準の議院内閣制への本格的転換」を著者は提言しています。この点については下記の本が参考になるでしょう。
日本の統治構造 官僚内閣制から議院内閣制へ
飯尾 潤 著 中公新書
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2505.html
【目次】
第1章 自民党システムへの反逆者、小沢一郎
・政治改革への執念と内部抗争
・小沢の成功と失敗
第2章 救世主にして破壊者、小泉純一郎
・反経世会の政治手法
・郵政民営化
・小泉は自民党を壊したか?
第3章 自民党システムとは何か?
・「自然な与党」であり得た理由
・人事のルールとそのシステム
・合意を重視する意思決定
第4章 歴史と比較から見た自民党システム
・江戸から見た戦後日本政治
・国際比較から見た自民党システムの成立
第5章 自民党システムの終焉
・自民党型「戦後合意」の崩壊
・「戦後」から「冷戦後」、そしてグローバル化へ
・新しい政治システムへの展望
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