kurogenkokuです。
昨日は円滑な事業承継を進める上での2つの大きなステップについて取り上げましたが、今日はそのうち「【ステップ1】事業承継計画の立案」の中でわかりにくそうなものを取り上げます。
【ステップ1】事業承継計画の立案は以下の通りでした。
【ステップ1】事業承継計画の立案
①事業承継対策の重要性、計画的取組の必要性の理解
↓
②現状の把握
・会社の現状の把握(ヒト・モノ・カネ)
・経営者自身の資産等の現状把握
・後継者候補のリストアップ
↓
③承継の方法や後継者の確定
↓
④事業承継計画の作成
・中長期の経営計画に、事業承継の時期や具体的対策を盛り込む
①については良いと思いますが「②現状の把握の方法」としてガイドラインでは次の5つをあげています。
(1)会社の経営資源の状況
・従業員の数
・資産の額及び内容やキャッシュフロー等の現状と将来の見込 等
(2)会社の経営リスクの状況
・会社の負債の現状
・会社の競争力の現状と将来の見込 等
(3)経営者自身の状況
・保有自社株式の現状
・個人名義の土地・建物の現状
・個人負債・個人保証の現状 等
(4)後継者候補の状況
・親族内に後継者候補がいるか
・社内や取引先に後継者候補がいるか
・後継者候補の能力や適正はどうか
・後継者候補の年齢・経歴・会社経営に対する意欲はどうか 等
(5)相続発生時に予想される問題点
・法定相続人及び相互の人間関係・株式保有状況等の確認
・相続財産の特定・相続税額の試算・納税方法の検討 等
ガイドラインでは特に重要なポイントしてこの「現状認識」を挙げています。
「現状認識」をしっかりしておかないと事業承継が絵に描いた餅になりかねません。
全くそのとおりだと思います。
でも実際ここまでやっている方って少ないんじゃないかな・・・。
書きながら、自分も大変勉強になっているのですが。
ところで「相続財産の特定・相続税額の試算・納税方法の検討」については最も難解でボリュームがあるところなので後回しにして、次回は「【ステップ2】具体的対策の実行」についてまとめてみたいと思います。
P.S
イチローも●●になったので、自分も●●になりました。
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