おらと煙は・・・  ~ Diary of  ”Maikuru” ~

高い所が好き。山の頂上で食べるラーメンが大好物。
密かにアクティブ宣言した勘違いオヤジの日記。

大内宿

2018年11月09日 | お出かけ
平成30年10月27日(土)     曇り





 人の少ないブラックな中小零細にしては珍しく週末休める月です。


天気があまりよろしくなさそうなので朝はゆっくり過ごします。テレビでチコちゃんに叱られるの再放送を見た後、チャンネルを回すと旅番組をやっていました。群馬県の伊香保温泉とその付近の食べ物やおみやげの店を見た妻が「行ってみたい。」と言っています。

「下道使って行ってみっか。」

とは言ってみたものの、お目当ての店に着くころには日が沈んでいると思われます。群馬は早々に諦め、燃え上がった遠出のドライブ欲求と久々にそばが食いたい欲求を満たすため、おらのAI(あんぽんたんでいやらしい)思考回路でこれからの行動を瞬時に考えます。半年くらい前に福島の南会津の人と地域ならではの食べ物を話した時に、大内宿というところの「一本ネギそば」というものを教えてもらったのを思い出し、それではと出掛けました。尾瀬の帰り道に大内宿への案内看板を見たことがあったので、大体の場所は分かっているつもりでした。

自宅を出発したのはすでに11時を過ぎており、腹も減っていたので白鷹の「くまや」さんで一旦空腹を満たします。
















白鷹のそばも相当レベル高いです。すぐに再出発。


雨ではありますが紅葉の大峠を超え福島県に抜けます。








喜多方から会津若松までは高速道路のような自動車道路が通っていて、思ったより時間がかからずに進むことができました。

国道121号を通って会津若松市内を抜けるつもりで国道49号線を左折しようとしておりましたが、スマホでルート検索した妻が突然右に行けと言います。慌てて車線変更しましたが左折車線から右折車線までジャンプする事は叶わず、直進車線から田んぼ道みたいな所を通るハメになりました。
ところがぎっちょん、その道は渋滞覚悟の会津若松市内の裏道となっていて、前の車について行くと、スイスイと市街地を抜けることができました。121号線に再び合流し南下しますが、妻が右に行けと何度も言います。どうやらおらのイメージとスマホの道案内が違っているようです。そば屋の検索とゲームに熱心で、次はいつ地図のルート案内を見て指示してくれるのか非常に心配ではありますが、素直に妻(スマホ)の案内に従って行く事にしました。

結構遠かったですが、すれ違う車も少ない細い山道をスムーズに抜けてダムの脇を過ぎると、間もなく大内宿に到着しました。
どうやら駐車場はお金をとるようです。交通整理の警備員もたくさんいます。大型バスもあるし人も多いので結構な観光地のようです。
車を止めた時には3時になろうとしておりました。







第2、第3駐車場もあるらしい。







警備員さんが車を止めて、道路を渡るよう誘導してくれます。

おらの住んでいるところのような道を歩いて進みます。行き交う人が多い。







村の中に進んでいくと、大きな茅葺き屋根の建物が並んでいました。合掌造りの集落とかそういう類の観光地のようです。珍しいそばを食いにだけ来たつもりでしたが、大内宿をナメていました。













通路の両脇にある昔風の建物は、そのほとんどが土産物が並ぶ店か食事処となっています。そばを食べるには、この同じような建物の中からそばを提供している店を選ばなくてはなりません。とりあえず一番奥まで歩いて、目星を付けていた3つの店を確認しました。いい感じの茅葺き屋根です。







一番奥まで歩いた後、お目当ての店に入ろうとした瞬間、急にトイレに行きたくなりました。ケツを閉じて足を棒のように真っすぐにして歩き、建物の陰にあるトイレに入りました。
読めそうで読めない漢字の文章が張ってありました。







無事にトイレを済ませ、本日の目的であるねぎそばをいただきます。妻は暖かいねぎそば、おらは冷たいねぎそばを注文しました。食事を終えて隣の席の人が出ていきますが、ネギが半分くらい残されています。
「ネギは高いからもったいない」(おら)
「あれ刻んでまた使うんじゃないだろうな」(妻)
失礼な思考がそれぞれの口から発せられます。

そんな事を言っているうちに、来ました。










話で聞いてイメージしていたとおりのものが届きました。

ネギをそのままかじるのは初めてではありましたが、そばを口に入れてから勇気を出してポリッといきます。ネギが辛いです、こちらもイメージ通りです。
うまい事はうまいのですが、辛さとの戦いも厳しいです。しかも上に載ったわさびを溶くのもネギでは不自由なため、最後に溶いたらそちらの辛さもなかなかのものでした。辛さを紛らすためにそばを食べるみたいな感じなものですから、あっという間にそばを食べ尽してしまいました。
そしておらの手にはまだ半分くらいのネギが残っています。見つめ続けてもネギは減ってくれず、もったいないといった手前、食べつくさずにはいられません。涙目でネギだけをポリポリ時間をかけてかじりました。

ごちそうさまでした。胃が熱いです。


その後店に並んでいる物を見て、結局買物はせずに帰ってきました。







そば食いだけにしては遠いドライブでした(*^_^*)。








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