おらと煙は・・・  ~ Diary of  ”Maikuru” ~

高い所が好き。山の頂上で食べるラーメンが大好物。
密かにアクティブ宣言した勘違いオヤジの日記。

サクランボ植樹

2020年04月19日 | サクランボ
令和2年3月29日(日)     晴れ




 我が家にはおらの祖父が残したハウス付きの狭いサクランボ畑があります。

そこには佐藤錦2本と紅さやか1本の計3本の木があります。どれも木が細くかわいそうな感じです。これまではこれらのサクランボを親戚に細々と送っておりました。

おらは人に頼まれてよその畑ばかり手伝っておりまして、これまで親父がサクランボの管理をしておりました。それでもここ数年はハウスにビニールもかけていなかったようです。
昨年親父も身体が弱くなって、見かねたおらがマイカ線とビニールを購入して張って、ダラ汲みを買ってきて水かけして、摘果して、草刈りして、ネズミの穴潰して手をかけてみました。その結果、数は少ないですがまあまあいい実をつけました。

しかーし、もう少し熟すのを待っていた矢先、じじばばがそのサクランボをもいで親戚に送ってしまいました。しかもせっかく張ったマイカ線を解いてしまい、更にビニールを剥がすためパッカーを無理やりはずそうとしたらしく、ビニールがところどころ破れて大きな穴が開いてしまっています。結局ビニールは剥がされず、おらが畑を見に行った時にはおらのこれまでの努力をリセットするばかりか中途半端に作業が残されていて、「おらえの桜桃なの、二度どすねがらな!お前だ勝手にすろは!」と怒ったものでした。
草刈りやビニール張りを手伝ってくれた妻も、少しはもいで食べられると楽しみにしていたので激怒です。親子戦争勃発です。

そんなやりとりから数か月、親父が亡くなって遠くから親戚が葬儀に来てくれた際、「いつもおいしいサクランボありがとう」と言われました。その時、引き続きおらが我が家のサクランボを送って喜んでもらいたいと思ったのです。

そして冬が明け、畑の一角にある枯れ木を倒し新しい木を植えて収量を増やそうと、やる気スイッチもONになりました。
どうせなら佐藤錦の受粉樹にもなって見た目も味もよい紅秀峰を育ててみたいと思っていたのですが、苗木をどこで買っていつ植えてどう育てるのか一切わかりません。とりあえずネットで苗木屋さんを調べて、ダメ元でやってみるつもりでおりました。


 その日の午前中、の人たちと神社のしめ縄作りをしている時、さくらんぼ農家をしている先輩Sさんに

「おらえの畑さコルト台の紅秀峰植えっだいんだげんとよ~、いづ頃いいんだべ?」

と聞いてみると

「今だべ、今」

と教えてくれました。

「秀峰の苗木うづさあっじぇ、ちょうどコルトだ。お前さやっか?」

とまで言ってくれました。

作業終了後、苗木を受け取って植え方も習って畑に向かいます。苗木といっても3メートル位ある釣竿のような木です。


まずは枯れ木を倒します。







なんと苗木を準備しているあいだに妻が倒しておりました




次に木を植える穴を掘っていきます。石がゴロゴロ出てくるので取り除きながら掘りました。







腰の高さくらいの所のよさげな芽を南向きにして苗木を置きます。そこに土を戻していきます。








土が柔らかいうちに水をジャッジャとかけて田んぼのような土にして、根っこによく土を絡ませます。
伸ばしたい芽の上部を切って落とします。
黒いシートをかけて、ヌタヌタの土を覆います。これでしばらくは土が保湿(?)されます。







念願の紅秀峰。







この次の週、木の北側に杭をたてて紙で縛りました。

これでしばらく様子を見ます。愛情が湧いたので、「さくら子ちゃん」と名付けました。




親不幸のバカ息子がサクランボを引き継ぐ日記でした。











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