西成の夏。
今年も猛暑の中、『釜ヶ崎講座』が主催する釜ヶ崎ツアーが行われました。
案内役は、長く釜ヶ崎で労働者として働く水野阿修羅さん。
この地の成り立ちや労働者の今昔、権力・行政の対応の移り変わりなどの解説を聞きながら、現場を自らの目で見て回るツアーです。
経済成長の時代やこんかいの原発事故といった、いわば日本の根幹を左右する場面で、釜の労働者は大きな労働力になりながらも、社会保障や賃金面では常に犠牲を強いられてきたのです。
自分たちの暮らす日本を影で支えて下さった彼らに、敬意と連帯感を持つことも必要かなと、感じました。
靖国に参拝する前にね。