兵庫県精神障害者連絡会・代表のブログ

1995年に設立された兵庫県精神障害者連絡会の設立時メンバーであり,20年間代表を務めているメンバーのブログです

みちのく記念病院の死因偽装で怒りの大臣あて質問書

2025-02-25 | 日記

人権精神ネットは「みちのく記念病院」の死因偽装問題で怒りの質問書を厚生労働大臣に提出しました

私たち精神障害者は2年間で200人以上の患者不審死に対して心の底から怒っています。

 

 

質問書

厚生労働大臣 福岡資麿殿

2025年2月25日

一般社団法人人権精神ネット

代表理事:早坂智之

連絡先:

 

私たち精神障害者はみちのく記念病院の廃院を求めます

 

私たち精神障害者は、みちのく記念病院の死因偽装の疑いに怒っています。

【報道されている事実関係】

2021年4月~23年3月の間だけで、殺人事件の死因を偽装した死亡診断書を書いたとされるのと同じ高齢の男性医師名義の偽装診断書の疑いのあるものが200人分以上警察に押収されたといいます。その診断書を書いたとされていれる医師は認知症のために会話もできなかったというのですから、病院ぐるみの偽装であった疑いのあることは明らかです。2年間で200人以上の患者の死亡原因を偽装しなければならないくらい不審死が多かったということです。これを虐待死と疑わない理由はありません。2年間で200人以上の不審死の疑いという報道を前にして、私たちは仲間が殺されていくのを黙って見過ごせません。

【報道以外の情報を含めて】

みちのく記念病院は地元の精神障害者の間では「あそこに入ったら生きて出られない」と言われていたと聞きます。内科で医療を拒否された精神障害者を即時受け入れてきたといわれていますが、これはあの滝山病院と同様のことです。内科病院が精神障害者を引き受けることを拒否するという現実があるのならば、総合病院に精神障害者の内科等の重複病者を引き受ける病床を必要数確保するべきです。それをしないで済まされているのは滝山病院やみちのく記念病院のような悪徳病院がはびこっているからです。

【私たちの求めること】

私たち精神障害者は厚労省に英断を求めるものです。

私たちの気持ちとして下記質問します。厚労省に誠意ある回答を求めるものです。

回答期限は、3月4日とします。よろしくお願いいたします。

 

厚生労働省におかれては報道されている「みちのく記念病院」のような悪徳病院はただちに廃院にする決断をしていただきたいと思います。精神保健福祉法は市の担当だとか、医療法は県の担当だとかいう理屈を聞きたいとは思いません。それぞれの担当はあるでしょう。しかし、厚生労働省としてこのような悪徳病院は潰すべきだという決断に立って動いていただきたいのです。国の方針として悪徳病院は潰していくという立場に立っていただきたい。国ならばそのことは可能なはずです。

私たち精神障害者の怒りに対して誠意をもってお答えください。

以上