八戸市の中心街で、市民ボランティアが歩道の補修に汗を流した。「まちぐみ」という地元のまちおこし団体が発足10周年を記念し、「だったら自分たちで直してしまおう!」という気合のもと企画。これに呼応した13人の市民が集まり、傷んだタイルの穴をアスファルト舗装の補修材で埋める作業に取り組んだ。
この歩道、長年の風雪にさらされ、あちこちにタイルの剥がれや穴が目立っていた。「つまずいたら一大事!」ということで、地元の有志が率先して補修に乗り出したわけだ。作業は丁寧そのもの。「八戸の街を自慢できる場所にしたい」という思いで、10カ所の歩道を修復した。
さて、この取り組みが今後も続くのかどうかは不明だが、もしこれが恒例行事になったら「八戸式DIYインフラ整備」として全国に広がるかもしれない。とはいえ、歩道の修繕を市民のボランティア頼みにするのもどうかと思うので、行政の出番も期待したいところだ。とはいえ、もし道を直すついでに新しい観光名所のデザインでも生み出せたら、補修作業がいつの間にか「アートプロジェクト」に変わる日も来るかもしれない。次はぜひ、「補修材でモザイクアートでも作ってみる」という方向でどうだろうか?