
神戸市北区の観光農園「ファーマシア久保」で3月7日、イチゴ狩りシーズンの開園式が華々しく開催された。地元の幼稚園児たちが招かれ、関係者とともにシーズンの到来を祝う中、真っ赤に色づいたイチゴが主役として登場。目の前に並ぶ大ぶりのイチゴたちは、誇らしげにその美しい姿を披露していた。
神戸市におけるイチゴ栽培の歴史は意外と古く、1920年代から始まり、現在では北区や西区を中心に23軒の農家が章姫や紅ほっぺなどの品種を育てているという。今回の開園式では、幼稚園児たちが早速試食会を実施。「甘くておいしい!」と、イチゴを頬張りながら満面の笑みを浮かべる子どもたちの姿が印象的だった。
神戸市の観光イチゴ狩りは6月上旬ごろまで楽しめる予定で、これから多くの観光客が訪れることが期待されている。しかし、イチゴを食べ過ぎると口の中がちょっとイガイガするというのは、誰もが一度は経験したことがあるはず。イチゴの甘さに隠れた酸味の罠、それもまた春の風物詩と言えるだろう。そして、そんな春の味覚を存分に楽しんだ後、ふと気づくとイチゴ柄のシャツを着た知らないおじさんが隣にいたりするのもまた、観光農園の醍醐味かもしれない。
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