全員あつまって「がまくんとかえるくん」1回め
「ふたりはともだち」は五つのエピソードからなっています。
低学年グループで2回かけて、全てを通しました。
クリスマス会に一つをやることにし、
今日はそれを選んで、集中して楽しみました。
選ぶときに、高学年によって2つがすぐに却下されました。
一つは、「すいえい」
低学年グループでリーダー運営をした、小6が、
このお話は、気分が悪い、きもちわるくなると言って。
テーマ活動(お話の劇活動)は、
子どもの気持ちを解きほぐすことがあります。
複雑な心理の絡み合いが、あぶり出すように見える時があります。
水着姿を見られたくない、がまがえるくん。
仲良しのかえるくんと川へ泳ぎに行ったけど、
泳ぎ疲れても水から上がれない。
見られたくないから「あっちへ行ってほしい」と言うんだけれど、
いろいろな見物客が来てしまう。
皆ががまくんの水着姿を見てやろうと、待ち構えている。
冷え切って、風邪をひきそうになり、仕方なく水からあがった、がまくん。
それを見て、皆が笑った。仲良しのかえるくんまで、笑った。
がまくんは気分を悪くして一人で先に帰ったのです。
ライブラリー(絵本と音声の教材)の製作のとき
この「ふたりはともだち」の音楽担当の、谷川賢作さんが、
「すいえい」のエピソードは特に気を使ったと講演会で話されていました。
通して動いているとき、このエピソードで
がまくんになっている子に対して、他の子がみんなで、
いろいろな言葉を投げつけて、お話のとおりに笑い者にしました。
笑っている側は、楽しかったのです。
この小6の子も、気を使うことなく自由に、言葉を投げていました。
がまくんの子に後できいてみると「楽しかった」というのですが、
そうかなあと、私はいぶかっています。
仲良しの子に笑われた、そのものの気持ちだったんじゃないでしょうか。
そして後から、この小6の子も、いろいろ思い返していたんじゃないでしょうか。
この子は今日、ラボパーティに来てすぐ、学校で嫌なことがあったと、私に報告しました。
ヘルメットをかぶっていたら同級生たちにからかわれたというのです。
お話と現実はつながっていますね。
お話から人生を学ぶって、本当です。
却下された二つめは、この次の「おてがみ」でした。
パーティに来る前に、音声教材のCDを聞いてくることは当然の課題ですが、
聞いてきていない小5が、
「おてがみ」は学校の授業で散々覚えさせられたから嫌になったというのです。
あらあら、ラボでも発表会のあるときは、大量のセリフ、ナレーションを覚えなくてはなりませんが
嫌になってしまったら残念だなあ。
他の子も、お手紙を待つ間が長くて疲れたといったり、ゆっくりすぎるといったりして
ボツになりました。
待つ、ゆっくりする。成果や利潤を追い求める現代にこそ、思い出したい、大事なスタイルだと思いますが、
普段の生活でこのようなことから、かけ離れているんだろうなあと、私自身のことも含めて
現代人って…と考えてしまいます。
時間が区切られていなかった子ども時代は、もうどこにもないのかな。
さて、人気があったのは「おはなし」と「はるがきた」
テューターが推してる「なくしたボタン」は、検討にもあがりませんでした。
うーんと思ったけど、口出しはしません。
結局「はるがきた」に決まり、そのあとは盛り上がりましたよ。
CD聞いてきていない小5は、だけど、
少し前に発表会で、他のパーティのラボっ子の「ふたりはともだち」を見ていましたから、
動き出したらそれが、よみがえってきたのでしょう、
いろいろなアイディアを出して、
みんなを引っ張りました。
そしてクラスが終わる頃は、超たのしかった〜、これ発表したくなった!というし
小6も、頑張って覚えてくる!というし
だからやっぱり、子どもたちの自主性、自発性、自ずから生まれる活動には、
こうしてワクワクして心がはずむから、
嫌になったなんて、ないんじゃないかな? と安心しました。
「ふたりはともだち」は五つのエピソードからなっています。
低学年グループで2回かけて、全てを通しました。
クリスマス会に一つをやることにし、
今日はそれを選んで、集中して楽しみました。
選ぶときに、高学年によって2つがすぐに却下されました。
一つは、「すいえい」
低学年グループでリーダー運営をした、小6が、
このお話は、気分が悪い、きもちわるくなると言って。
テーマ活動(お話の劇活動)は、
子どもの気持ちを解きほぐすことがあります。
複雑な心理の絡み合いが、あぶり出すように見える時があります。
水着姿を見られたくない、がまがえるくん。
仲良しのかえるくんと川へ泳ぎに行ったけど、
泳ぎ疲れても水から上がれない。
見られたくないから「あっちへ行ってほしい」と言うんだけれど、
いろいろな見物客が来てしまう。
皆ががまくんの水着姿を見てやろうと、待ち構えている。
冷え切って、風邪をひきそうになり、仕方なく水からあがった、がまくん。
それを見て、皆が笑った。仲良しのかえるくんまで、笑った。
がまくんは気分を悪くして一人で先に帰ったのです。
ライブラリー(絵本と音声の教材)の製作のとき
この「ふたりはともだち」の音楽担当の、谷川賢作さんが、
「すいえい」のエピソードは特に気を使ったと講演会で話されていました。
通して動いているとき、このエピソードで
がまくんになっている子に対して、他の子がみんなで、
いろいろな言葉を投げつけて、お話のとおりに笑い者にしました。
笑っている側は、楽しかったのです。
この小6の子も、気を使うことなく自由に、言葉を投げていました。
がまくんの子に後できいてみると「楽しかった」というのですが、
そうかなあと、私はいぶかっています。
仲良しの子に笑われた、そのものの気持ちだったんじゃないでしょうか。
そして後から、この小6の子も、いろいろ思い返していたんじゃないでしょうか。
この子は今日、ラボパーティに来てすぐ、学校で嫌なことがあったと、私に報告しました。
ヘルメットをかぶっていたら同級生たちにからかわれたというのです。
お話と現実はつながっていますね。
お話から人生を学ぶって、本当です。
却下された二つめは、この次の「おてがみ」でした。
パーティに来る前に、音声教材のCDを聞いてくることは当然の課題ですが、
聞いてきていない小5が、
「おてがみ」は学校の授業で散々覚えさせられたから嫌になったというのです。
あらあら、ラボでも発表会のあるときは、大量のセリフ、ナレーションを覚えなくてはなりませんが
嫌になってしまったら残念だなあ。
他の子も、お手紙を待つ間が長くて疲れたといったり、ゆっくりすぎるといったりして
ボツになりました。
待つ、ゆっくりする。成果や利潤を追い求める現代にこそ、思い出したい、大事なスタイルだと思いますが、
普段の生活でこのようなことから、かけ離れているんだろうなあと、私自身のことも含めて
現代人って…と考えてしまいます。
時間が区切られていなかった子ども時代は、もうどこにもないのかな。
さて、人気があったのは「おはなし」と「はるがきた」
テューターが推してる「なくしたボタン」は、検討にもあがりませんでした。
うーんと思ったけど、口出しはしません。
結局「はるがきた」に決まり、そのあとは盛り上がりましたよ。
CD聞いてきていない小5は、だけど、
少し前に発表会で、他のパーティのラボっ子の「ふたりはともだち」を見ていましたから、
動き出したらそれが、よみがえってきたのでしょう、
いろいろなアイディアを出して、
みんなを引っ張りました。
そしてクラスが終わる頃は、超たのしかった〜、これ発表したくなった!というし
小6も、頑張って覚えてくる!というし
だからやっぱり、子どもたちの自主性、自発性、自ずから生まれる活動には、
こうしてワクワクして心がはずむから、
嫌になったなんて、ないんじゃないかな? と安心しました。