ライト.a精神科学研究所

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ライト.a精神科学研究所メールマガジン164号の発行お知らせ

2023-11-27 12:35:32 | 日記

ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

 

2023年11月のメールマガジン164号のテーマは「不安」です

  

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私事ですが、3~4歳の頃でしょうか、

 

自分が生きていると気付いてからずっと不安でした。

 

それがどこから来るものなのか、どうしてなのか解らず

 

この訳の解らない不安をどうにかしたいと思っていました。

 

 

そもそも精神分析で「不安とは対象無き恐れ」といいます。

 

雲か煙のように掴みどころがなく、漂うがごときもの。

 

特に子ども時代には、この不安を抱えているのは私だけのようにも思えました。

 

周りの人は少なくとも自分より不安を感じずに生きていると。

 

 

不安とマイナス思考が強いため何かすれば失敗するのではばないか、上手くいくはずはないと思う。

 

これでは何かをしようとする前向きな気持ちにはなれません。

 

車を運転すれば事故を起こすのではないか、という不安に捕らわれました。

 

新しいことに挑戦しようと一度は思うのですが、結局踏み出せず止めてしまう。

 

あの時やっておけばよかったと後悔が募ります。

 

 

失敗を恐れる者がとる態度は出来るだけ何もしないことです。

 

その最たるものが引きこもりです。

 

不登校や引きこもりにはなりませんでしたが、

 

心は引きこもりと変わらない生き方をしていたと、今分かります。

 

 

そして精神分析に出会いました。

 

個人の分析(セラピー)と精神分析理論を学ぶうちに、

 

自分の不安がどこから来るのかが漸く解りました。

 

それは、正しい母性を持った母が居なかったこと。

 

子どもにとって適切に世話しない母は母とは言えません。

 

それはただ生んだだけの人です。

 

動物と変わりません、人間にはなれません。

 

 

まず、生後一歳半まで母が子どもの傍にいて世話をする、これだけのことです。

 

これがなかったためにあんなにも不安になり、それが大人になってもずっと続くとは思いませんでした。

 

この不安をフロイトは「基底不安」といいいました。

 

 

これだけのことが世間でもほぼ行われていないのが現状です。

 

いつもここでも書きますが、この世に生まれ出た赤ちゃんは一人では何もできない“寄る辺なき存在”です。

 

だからこそ、母という養育者が子どもの生理的欲求に24時間態勢で応え続けることです。

 

そのためには仕事をしていたのではできません。

 

 

子どもは母に抱っこされ、その温もりを体に刻みます。

 

母の温もりは安心と安全を象徴します。

 

母の腕の中で、まだ小さいその体はすっぽりと包み込まれます。

 

この温もりを知らないと冷え症になります。

 

体だけではなく心も冷えてしまいこの冷たさは緊張を生みます。

 

一歳半の赤ちゃんにはまだ自分の状態を言葉で訴えることができないので、

 

体の症状、病気で表現するしかありません。

 

その病気の代表は、まず小児喘息です。

 

あとは自家中毒、股関節脱臼、ひきつけ・痙攣・高熱、腸重積、肺炎などです。

 

これらは我が師である大澤氏が臨床で得た理論です。

 

これらの症状が一歳半までにあったということは、母が傍に居る時間が極端に少なく、その子どもは温まりを知らず心が育ちません。

 

よって後に様々な問題が精神か身体、行動で表れる確率が非常に高いと言えます。

 

 

母が子どもの傍に居て、子どもの泣くというサインに適確に応え続けます。

 

胃の空っぽによる不快感や、おむつが濡れた不快感、眠くても寝られない不快感それらを泣くという行為で訴えるしかない子ども。

 

その不快感を母が快に変えてくれる。

 

これが後に、自分が訴えれば必ず母は来てくれ快を与えてくれるという予測性になり、

 

更にそれが母への信頼となり、“待つ”ことができるようになる。

 

成人でもこの精神をもっている人は少ないことを知りました。

 

 

個人の分析と理論によって自分を知り、謎が解けていくと気持ちが楽になります。

 

欠けたものは欲望となり、それを今の自分として現実界で探す運動をおこしていき、対象a・享楽に至るとラカンは教えてくれました。

 

 

           ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

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ライト.a精神科学研究所メールマガジン163号の発行お知らせ

2023-10-30 13:59:14 | 日記

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2023年10月のメールマガジン163号のテーマは「家庭と社会の差から学ぶ」」-犯罪者を作らないために- です

  

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精神分析の理論を学ぶと、親・大人から教わったことや、自分が育つ過程で、社会で習い覚えた事の間違いを知ります。

 

例えば、門限を決められ遅れると怒られる。

 

躾と称して、日常の行動について注意されたり、お手伝いをさせられる。

 

 

本来家庭とは親の庇護の下に安心・安全の場です。

 

今、安心して親に甘えられた、これがまた次にも甘えられる。

 

今の安心から未来の予測性を子どもは作ります。

 

ここで怒られる、怒鳴られるなどの恐怖の体験が極力ないことがベストです。

 

 

もし、間違った時には怒るのではなく、説明され納得できるなら、

 

子どもは自分の可能性を十分に発揮できると考えます。

 

色んな物事に関心・興味を持って、対象に向かっていきます。

 

安心の予測性が信頼に繋がり、予測性は後の約束になっていきます。

 

 

家族の中では自由に振る舞い、怒られ裁きを受けない。

 

これを一般に“わがまま”といいます。

 

親や大人はこのわがままを子どもに許しません。

 

わがままを恐れます

 

家庭の中でこんなわがままをしていたら、きっと学校など社会でも家庭の中と同じようにわがままをして、社会適応できず人に迷惑をかけて、結局子ども自身が困るだろうと思います。

 

そのために、あれこれうるさく言って子どもを躾ます。

 

多くの人はこうして育てられたと思います。

 

 

ところがこれでは、家庭と社会の区別がありません。

 

どちらでもきちっと親や大人が言う事を守るしかありません。

 

どこで子どもは心を解放できるのでしょう。

 

 

家庭の家族の中では自由で、何をしてもいい。

 

しかし一歩外の社会では、していけないことがある。

 

この差があるから子どもはしていいことと、悪いことを学びます。

 

 

家庭と社会の差・区別がないと、どちらもしてはいけないことだらけで、していいことと悪いことを学べません。

 

この区別がつかないということは、犯罪者に向かう種を作っていることになります。

 

超自我の内在化ということにも関わります。

 

子どもは大人が考えるより賢く、差からどうあるべきかを考え学んでいきます。

 

 

していいことは、したいことをすること、これは欲望に繋がります。

 

それは、「欲望することはいいことだ」になります。

 

一方、家庭と社会の差がなく、してはいけないことが学べないので、社会でもどこでもやりたい放題です。

 

またはしたいことがあるができなくて、そのうちに自分がしたいことが分からなくなり、「欲望することはいけないこと」になっていきます。

 

これでは、自分のしたいことをして活き活きと生きていけません。

 

 

家庭の役割と機能と、社会のそれは全く違うものでした。

 

人間の心がどのようにして発達していくのか、それを全く知らないで家庭を作り、親になることは無謀なことだと精神分析に出会って知りました。

 

それを学ぶ場を社会の中に探すのは簡単なことではありませんでした。

 

遅ればせながらも、真理に出会えたことは幸運でした。

 

 

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ライト.a精神科学研究所メールマガジン162号の発行お知らせ

2023-09-27 11:58:56 | 日記

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2023年9月のメールマガジン162号のテーマは「子どもは親の心のままに育つ」です

 

メルマガより一部抜粋します。

 

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この世に生を受けたばかりの赤ちゃんは、フロイトが言ったように「寄る辺なき存在」です。

 

自分一人では何もできず、養育者、母の世話が必要です。

 

…最近、我が師のクライアントさんたちが生後3,4ヵ月の赤ちゃんを連れて講座に来られます。

 

…お母さんたちは妊娠中も、当然出産後もセラピーを受けています。

 

…この赤ちゃんたちを見ていると、穏やかですくすくと育ち、発達も早いようです。

 

…生後3年間、お母さんが分析によって自分の無意識を知り、しっかり理論を学んでその通りに育てれば、人間の精神の基本はできます。

 

その基礎があるか無いかがどれほどその後の人生に影響するかを、一般も知らないと思います。

 

…自分一人では何もできない赤ちゃんに、養育者、母が如何に関心を持って我が子に対応できるか。

 

最近も商業施設の駐車上で、この暑い中10ヵ月の赤ちゃんが車の中に放置され、亡くなるという事件がありました。

 

…これだけニュースで報道されても、止むことがないのは何故でしょう。

 

一つには、親である人たちが自分の無意識、コンプレックスについて知らないからです。

 

…自分がどう育ったかは意識にはなくても、無意識には知っているので、自分がされたようにしかできないのは当然といえば当然です。

 

…赤ちゃん時代に、親に見守られ、庇護された子はそれを無意識に知っていて、身体に刻まれています。

 

だから何の雑作もなく当たり前のこととして親になった時、我が子に自然できます。

 

…子どもは親の心のままに育つと。

 

親がどういう心を持っているか、正しい真理を知っているか。

 

それが親にあれば、自然と言動に出る為子どもに伝わります。

 

…自分のコンプレックスで子どもを見て聞くと、ただ腹が立って子どもを怒るだけです。

 

…子どもは親の鏡であり、子どもに何か問題があればまず親自身が自分を振り返ることです。

 

親自身が傷つき、悲しみや苦しみを抱えていると、それもまた子どもに転付されてしまいます。

 

親もまた、子ども時代に適切な世話や眼差しを受けなかったために歪んでしまいました。

 

それは親の責任ではありませんが、大人になって親になった今、それは子どもに心的に遺伝しないようにしなければ、子どもは幸せになることが難しいでしょう。

 

自分を知るために、そしてそれが悪しきものであれば書き換える方法を、フロイトやラカンたち先人が残してくれました。

 

         ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

 

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ライト.a精神科学研究所メールマガジン161号の発行お知らせ

2023-08-02 09:33:13 | 日記

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2023年8月のメールマガジン161号のテーマは「笑顔と嘘」です

 

メルマガより一部抜粋します。

 

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笑顔は周りを明るくします。

 

我が師が言います、「子どもがお母さんに求めるものは笑顔である」と。

 

…お母さんにとって普通の顔は、子どもからすると怒っているになります。

 

子どもは「お母さん、怒ってる?」と聞きます。

 

笑っている顔が、子どもにとっては普通の顔だからです。

 

 

…子どもが心身共に健康に育つ環境とは、まず両親の仲が良いことです。

 

両親がいがみ合い、喧嘩をしていたのでは、子どもは心安らかに安全に過ごし、正常に発達することができません。

 

そしてお母さんは笑顔で、決して怒らないことです。

 

…子どもが望むのは、お母さんの笑顔と両親の仲の良いことです。

 

これが、子どもが育つための最低限の環境です。

 

 

…性格は家庭の中で形成されていきます。

 

…喧嘩や争いがある家庭では、暗い性格の子どもになります。

 

いつ争いが起こるか分からずビクビクするので、落ち着きがなく、集中したり熱中することが難しくなります。

 

勉強をするどころではありません。

 

 

…人には“無くて七癖有って四十八癖”というように、何かしら癖があります。

 

この癖をつくるのも、父母という家庭環境です。

 

子どもは親に褒められたい、そのためにとる言動が癖になる。

 

…承認と賞賛が大事で、これによって自己肯定感を持っていくからです。

 

子どもの褒められたくてする言動=癖、これが間違った方向にいくと、怒られないためにする言動=癖になってしまいます。

 

これは、親に笑顔がなく、子どもを怒ることが多いためと考えます。

 

子どもは怒られないためにどうするか。

 

嘘をつきます。

 

これが自分を守る防衛法だからです。

 

…嘘は他人を騙すけれど自分をも騙し、嘘をつくことに慣れて、自分が嘘つきだとは思わなくなり、正直者だと思ってしまう。

 

ここまでいくと危険で、犯罪者の道に近くなる。

 

 

…子どもには子どもの感じ方、したいこと、考えがある。

 

それを親の都合や気分、親自身が解決されてないコンプレックスで不機嫌になり、弱い立場の子どもに怒りをぶつけてしまう。

 

…子どもの言い分を聞いて、間違いあれば怒るのではなく、説明し納得できるようにすればいいことです。

 

その諭すための言葉を親は持つことです。

 

…そして、自分のコンプレックス、無意識を知ることです。

 

親自身の養育過程での負の記憶と心の痛み・傷が、子育ての場面に出てしまう。

 

…親自身が自分で解決し、子どもに悪影響を与えないようコントロールしなければ、子どもは親の犠牲者になってしまいます。

 

子どもの不幸を願う親は居ないと思いますが、心ならずも無意識のうちに子どもを潰していることが少なからずあるのです。

 

そういったことにも気づき、親自身が人間として成長していく道が、精神分析にあります。

 

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ライト.a精神科学研究所のメールマガジン160号2023、7月メルマガ発行のお知らせ

2023-07-31 10:40:30 | 日記

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2023年7月のメールマガジン160号のテーマは「プラスの言語を使い、プラスの自分を創る」です

 

メルマガより一部抜粋します。

 

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心は言葉と感情、行動によって表出します。

 

言葉は口から出た文字で、心がそこに表れます。

 

…「心を表現する言葉は、プラスの言葉を使いなさい」と。

 

中でも、感謝と喜びの言葉を使うことです。

 

否定的言語は使いません。

 

 

…愚痴や人の悪口、非難の言葉が出てしまいます。

 

その言葉は文字となって、聞いた相手の身体や心に張り付きます。

 

…身体や心が重く、暗くなります。

 

時には痛みになります。

 

だから、人の話、特に悩みや愚痴は、一般の人が聞かない事です。

 

 

…クライアント達から聞くのは、子ども時代に親の愚痴を聞かされたという事です。

 

…不快で汚いもの嫌なものを受け入れる痰壺に、子どもをしているのです。

 

吐き出した親は、それでスッキリするが、受け取った子どもは、どうすればいいのでしょう。

 

何処へも吐き出せず、自分で抱えているしかありません。

 

…それどころか、処理出来ずに苦しんでいるところに、また次の愚痴や人の悪口がやってきます。

 

これが子どもの中に、どんどん堆積していくのです。

 

…これで病まない訳がありません。

 

 

…使う言葉は、楽しい喜びの言葉と、感謝の言葉です。

 

「よかったね」、「凄いね」、「嬉しい」、「ありがとう」、「はい」、「そうだね」等々。

 

…自分を変えるには、まず自分が発する言葉を変える事です。

 

ラカンは、「主体(私)は語る事によって生まれる」と言います。

 

プラスの言葉を使えば、プラスの私が生まれます。

 

…世界は自分が創ったものだという事です。

 

幸せも不幸も、楽しみも苦しみも、自分の心次第です。

 

…それは、精神のメカニズムと理論を知らないからです。

 

それを知っていれば、自分で修正する事が出来ます。

 

 

…何をやっても上手くいかない、自分だけ不幸だとぼやいているより、自分が変わることだと、精神分析は教えます。

 

その具体的方法は、個人セラピーで話し合います。

 

愚痴も悪口も、セラピーの場ではOKです。

 

唯一、何を言っても構わない場所が、時間と場所と料金が設定されているセラピールームです。

 

 

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