ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。
2023年2月のメールマガジン155号のテーマは「自分を知って、自分を活かす」です
メルマガより一部抜粋します。
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私事ですが、精神分析の我が師から、テーマは何でもいいから一日2千文字書くように言われました。
「2千文字も書けるのか」と思いながらも、言われた通りに去年から書き始めました。
…、日常の中の出来事で「なぜ自分はこのことが気になるのか。ひっかかるのか」、
「これはどうしてだろう」と、疑問に思うことを書いていくと、
「ああそうか」と自分で答えが導き出せることが多々あります。
…書くという事を通して、それまで気づかなかった自分に気づける
…“書く自分”と“書かれる自分(自分でありながら、一人の他者にした自分)”に分裂します。
それは、自分を一人の他者にして、もう一人の自分はその他者化した自分を見るので、
客観的に距離をおいて自分を見られます。
そうして書きながら、他者化した自分を精神分析の理論を使って見ると、
「これは、こういうことだ」と気づきます。
…気になった、引っかかったことは、全て自分のことです。
怒りを感じたら、それは自分のコンプレックスです。
自分のコンプレックス(無意識)は抑圧され、本人には気づかれないようにしてあります。
…自分のコンプレックスだとは気づかないので、どうして怒りが抑えられないのかわかりません。
…私がしたかったけれど、できずに諦め無意識に押し込めたのに、
他者が目の前でそれをしているのですから、
「何で私ができなかったことをしているのか!」となります。
…人は現実をありのまま見ているのではないということです。
自分のこと以外見えない構造の中に多くの人は生きていて、そのことにさえ気づきません。
…自分と向き合うことは辛いことです。
それでも“自分とは何者か”の問いを持ち、
自分が知っているはずなのに、知らない自分を知ることが自分を活かす道だと考えます。
人は誰も、自分でも気づかないいいところがあるにも拘わらず、
それに気づかずに一生を終えてしまうのは、もったいないことです。
…それぞれ自分の中に宝が埋まっていて、それを掘り起こす手だてとして、
精神分析があります。
そうして幸せを目指す人達がいます。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
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