ライト.a精神科学研究所

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「争いから共生へ」 ライト.a精神科学研究所メールマガジン177号の発行お知らせ

2025-01-06 15:41:30 | 

 

 

ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

 

2024年12月のメールマガジン177号のテーマは「争いから共生へ」です

  

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人間には自分の存在を他者に認められたいという「自己承認欲求」があります。

 

他者からの声やまなざし、注目を浴びていないと自分の存在が消えてしまうからです。

 

それくらい自分の存在が不安定なのです。

 

人間はいつ消えてしまうかわからない不安に脅えて、自己の存在の証明に多くの時間を費やしています。

 

 

私とはいくつかに分裂していて、私の中にはもう一人の私(客観的他者の私)がいます。

 

私が私を反省する時は、自分を見て反省する私と、その私に見られる私に分かれています。(見る私とみられる私)

 

自分の行いを振り返って、「自分はよくやった」と褒めたり、

 

「自分は怠けた」などと自分で自分を反省します。

 

他者の承認を必要としないためには、私の中のもう一人の他者が私を、「自分はOK」と自己肯定すればいいのですが、

 

ただしこれは、独善的になる危険性があるので気をつけなければなりません。

 

 

また、子供時代に意見を言うと、親からの否定や強要、命令、脅迫の言葉が多く強く来る。

 

子供も当然、自分を受け容れられ、肯定され、認められ、褒められたい。

 

ところがそれとは全く違う反応・対応の否定や強要、命令、脅迫の言葉は聞きたくないので、

 

他者の言葉を瞬時に反射的に排除します。

 

これが繰り返され、他者に対して反抗・反発する自我しか作れません。

 

他者からの言葉を受け容れなくなります。

 

自分のことを思って言ってくれた言葉も批難・攻撃と受け取り、聞き入れません。

 

 

強要・強制されても親の言うことをきかないと待遇が悪くなるので、きかざるを得ないのが子供の立場です。

 

親に従いたくない自分と、従わざると得ない自分の折り合いが着かず、心は落ち着きません。

 

否定は「お前はだめだ」と斜め線を引かれ、自分の存在が抹殺されます。

 

これでは対人関係がうまくいくはずはなく、勉強にも身が入りません。

 

そのために、『オールOK 子育て法』があります。

 

 

親自身がその親から個としての自分を尊重され、自分の意見を聞いてもらえたなら、子供の意見も聞けるのですが、

 

親が反抗・反発する自我しか作れなかったら、子供にもその自我しか作れない対応、つまり強要・強制をしてしまいます。

 

残念ながら多くの人が、この大変生きにくい道を生きます。

 

 

人は身体の成長や健康を維持するために、外から栄養を摂り入れます。

 

心も同じように、他者からの言葉や考え方を聞き入れて、自分で吟味する必要があります。

 

これができないと、自分の成長はありません。

 

他者から自分にないものを吸収し吟味し、自分を書き換え修正し、新しい自分を作って成長・発展していく。

 

子供も大人もこれができれば素晴らしく、親がまず子供の手本となりたいものです。

 

 

ところが、人は皆、他者から認められ、褒められたい自己承認欲求があります。

 

互いに承認・賞賛すればいいのですが、他者と比べて「自分の方が上だ」と争います。

 

比べた差異が劣等感か優越感を生みます。

 

比べたとたん競争が始まり、競争は「勝ち負け」になり、勝敗にこだわります。

 

勝つことは自己愛の備給になり、優越感を得られますが、

 

優越感を保ち続けるには勝ち続けなければなりません。

 

これもまた大変なことです。

 

 

他者の良いところを摂り入れて、自分を修正し書き換えることに抵抗します。

 

それは、自分にない他者の良いところを摂り入れる=もらうことは、

 

他者の方が優位で自分が劣っている、それは負けるという意味になるためです。

 

「人間は意味(シニフィアン)の病である」と言います。

 

自分は何と何を比べてどういう意味を作っているか。

 

養育過程の中で親・家族との関係と対応によって意味の作り方の基礎が作られます。

 

簡単に言えば、物事をプラスに前向きに受け取り意味づけるか、マイナスに受け取り悪い意味をつけるかです。

 

当然、適切に満足のいく世話をし、精神発達論が説くような対応をすれば、

 

子供は歪んだ意味をつけることなく心身ともに成長します。

 

親に悪意はないのですが、精神の科学の理論を知らないため、親のコンプレックスのまま子育てするしかありません。

 

無知は罪だと知りました。

 

人と比べて優劣、勝ち負けで争うのではなく、楽しく幸せに、共に生きる道があります。

 

それを学ぶ場がLAFAERO1 https://lafaero1.com/ の個人セラピーや各種講座にあります。

 

 

詐欺や闇バイトと言われる事件をよく耳にするようになりました。

 

日本がよい方向には進んでいないことを危惧します。

 

一人一人が自分を見つめ、気づき、修正し、世の中がよくなることを願います。

 

     ( 2024年10月 大澤氏「テーマ別講座:対立と争い」より、筆者まとめ)

 

ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

 

*大澤秀行、LAFAERO1 https://lafaero1.com/の個人セラピー、各種講座があります。

 

参考文献:大澤秀行 著『病気は心がつくる』論創社 

 

詳しくは、ホームページ:https://lafaero1.com/ を参照ください。

 

 

*登張豊実 ライト.a精神科学研究所への

セラピー、講座、その他の問い合わせや依頼は下記までください。

 『オールOK』子育て法の個人講座もあります。

 

   ライト.a精神科学研究所 埼玉県鴻巣市

 

    メアド:laito.a.msl☆gmail.com

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