日々の記録、ときどき本の感想

最近はときどきどころかたまーに本の感想、ほとんど日常の記録です。

2024.4.29

2024-04-29 22:14:26 | 日記

ふた晩連続で、三宅健くんのインライ(インスタグラムライブ配信)からの寝落ちで目覚めた。

1度すっかり卒業したはずのオタクワークが復活しつつある。

無理はしないことにしているから、次の日が出勤日の深夜のインライは諦めているんだけど、連休バイザイ!

音声配信のみだったから、だんだん瞼の重みに抗えなくなって寝てしまったんだけど。

いつも通り何の夢を見ていたかはまったく覚えていないけど、間違いなくいい夢見だったはず。

 

昨日のZoomのイタリア語のレッスンで、先生がジェスチャーに合わせて風船とかハートとかを飛ばしていたのマネしたくてZoomの更新作業をした。

そのあと色々試してみても何も飛ばせず‥

先生が「更新作業したら出るようになった」と言っていたから、てっきりそうすれば飛ばせるようになるかと思ったんだけど、調べてみたらそもそもアップルのOSじゃないとダメっぽい。

すごく残念‥。

 

今日は「ゴッホのあしあと」を読んで過ごした。

先日読んだ「たゆたえども沈まず」の解説本のような感じ。

ゴーギャンの話も少し出てきて、今まで勝手にゴッホと似たタイプの人だろうと思っていたけど、水夫や仲買人をしていたことがあって、実業家として成功もして、絵画の売買もしていたこともあった人物だったそう。

株の大暴落で苦労はしたそうだけど、そもそもオランダの田舎生まれのゴッホと違って生粋のパリジャンらしい。

画商に勤めがうまくいかず、聖職者にもなれなかったゴッホと違って、同じような感性は持っていても、俗なものともうまく付き合えるタイプなんだろうな。

本で読む限りゴッホのほうが好きなんだけど、実際に交流を持つ相手となったらゴーギャンのほうがいいんだろうなーと思う。

生活能力がない人間と関わるには金銭的にも精神的にも相当の甲斐性が必要だからなー。

ゴッホを支え続けた弟のテオはやっぱりすごいよ。

 

 


2024.4.27

2024-04-27 22:37:37 | 日記

お風呂あがりに体を拭いていたら、何かがチクっと刺さったような感触がした。

購入したときのタグのプラスチックの一部が残っていた、もしくは服にひっついていた植物の種(針状のやつ、後で検索したらコセンダングサという名前)が洗濯の過程でバスタオルに移ったのかなと思った。

でも正体は乾燥して固くなった米粒だった。

どこから現れて、なぜここにいるのか???

意味がわからなかったけど、とりあえず米も刺さるとちょっと痛い!

 

今日から世間が連休モードだったから、なんとなくムードにあてられて、がっつり引き籠るつもりで、図書館で本を複数冊借りてきてしまったけど、自分はそんなに休みじゃなかった‥

まったくお休みがないわけじゃないけど。

カレンダー通り休んでそのぶん出勤日に倍速で働くか、何日かは祝日も出勤をしていつも通りのペースを守るかの二択。

後者を選んだ。

まぁ仕事に行くのが好きなわけではないけど、すごく嫌いなわけでもないし、出勤しているぶんには光熱費がかからないし、コーヒーもただで飲めるし、わりとお菓子もあるし、まぁ良しとする。

とりあえず明日は休みだからゴロゴロしながら本を読もう。

 


2024.4.24

2024-04-24 23:31:56 | 日記

10時30分くらいに起きる。

最近なんとなーく気分が落ち気味なことを自覚しているので、今日はご自愛コースの休日を過ごすことにして、猫カフェに行く。

にゃんこは良いよね。

いつでもあったかくてモフモフ。

そのあとスタバに行って、チキンアラビアータのフィローネとアーモンドミルクラテ。

本屋さんをウロウロ。

「猫の王」という本が気になっていて、手に取っておもしろそうならゴールデンウィーク引き籠り読書用に購入しようと思ったんだけど、見つけられず‥残念。

家に帰って、リアルタイム鑑賞できていなかった分の三宅健くんのYouTubeを見る。

ついでに6月5日リリースのアルバムを予約した。

届くまで1か月ちょっとわくわくが楽しめる。

このブログの設定を1年前の自分の記事をメールでお知らせしてくれるようにしてあるんだけど、夕方届いたメールを見たら、去年の今日、ほとんど同じ行動(猫カフェ→スタバと本屋、チキンアラビアータとアーモンドミルクラテを注文したのも一緒)をしていて、ちょっと笑った。

まぁ1年無事に生きていて何より。

 

 

 

 


2024.4.23

2024-04-23 23:57:33 | 日記
通勤路に綺麗な黄色の木があるけど、名前がわからない。
ググってみる限り、トサミズキかヒュウガミズキ??
去年もあったはずなのに、まったく目に入っていなかった。 

最近なんとなーく人生停滞気分で調子が良くないけど、洗濯物も食器洗いも溜めてないし、仕事にはちゃんと行っているし、体重も増えてないから、良しとしておく。
転機を迎えたり、新しい一歩を踏み出したりする人が周りに多くて焦るけど、その人にはその人の、私には私の課題があるはず!
と思っておく。


「たゆたえども沈まず」

2024-04-21 21:19:03 | 本の感想

画家のフィンセントと画商のテオのゴッホ兄弟と、パリに渡った日本人画商、林忠正と加納重吉の物語。

原田マハさんの本、いつも気になっていたんだけど、読み始めたら沼にはまる予感がして、なかなか手を出さなかったんだけど「ついに」の一冊。

書店に何作も並んでいた中でこの本を手に取ったのは、タイトルの響きが好きで。

フィンセント・ゴッホのイメージは「ひまわりを描いた人」の次が、「自分の耳を切り取って人に送り(贈り?)つけた人」だったから、ちょっと迷ったんだけど‥

救いのない話を読むと、引きずられてしまうから。

以前どなたか失念してしまったんだけど、「ゴッホは精神を病んでいたからすごいのではなくて、病んでいたにも関わらずあんなに素晴らしい作品が描けたからすごいんだ」とおしゃっていた方がいて、職業として画家を目指す方には心強い話だろうなと思ったけど、創作をしない立場からすると「本当にそうかな?」と思ってしまったことがある。

芸術作品って感情とか感性の揺らぎの元に生まれるものだと思っていた。

揺らぎやすい性質の人は(まったくイコールではないだろうけど)、多分病みやすいだろうし。

でもこの本を読んで、そもそも私が思っている「芸術」ってすごく狭くて偏った見方をしたものだったんだなと思った。

この本に出てくる絵を購入する顧客たちからは、家に飾ることを前提とした「暗さのない完璧に明るい絵」が求められていて、だからこそフィンセントの絵は売れない。

考えてみたら、写真がこの世に誕生する前の絵の需要は「そこにあるものをそのままいかに上手く写し取るか」にあったみたいだよね。

「絵は美術館で見るもの」だと思っていたし、「芸術作品というものは強く人の心を揺さぶるもの」と思っていたけど、家にあって気分をルンルンさせるものもアートでいいのかも。

ただ正直、「恵まれた環境に生まれて、早くから才能を認められて、美術の英才教育を受けて育ちました」よりも、「貧しい環境の中で飲まず食わずで精神を病み、それでも絵を描くことを捨てられず~」の環境の方の書いたものほうが、なぜか価値があるような気がしてしまうのも確か。

そう考えると苦労(病、貧しさ)は、成功後には付加価値ではあるかも。

絵は絵具代にそのまま値段が付くわけではないから、やっぱりそういう周辺情報とか解釈も無視できない要素なのかな。

めちゃくちゃ恵まれた環境の人も、飢えて亡くなってしまう人と同じように、その人生しかなくて、そこでベストを尽くすしかできることはないので、理不尽だし、創作活動をするでもない人間の無責任な感覚だなーと思ってはいる。

そもそもフィンセント本人は世間に認められる前に死んでしまったけれど‥。

フィンセント・ゴッホに兄の創作活動を支えた弟がいたことは事前に知っていて、なんとなく「フィンセント本人の死後に弟の尽力によって絵が売れて、弟は兄の成功を見ることができた」ようなストーリーを勝手に思い描いていたけど、弟のテオもフィンセントの死後、それほど経たずに亡くなってしまって、ますます切なかった。

この本を読んで、図書館でゴッホの画集を数冊借りてきた。

東洋の片田舎の図書館でも複数冊の画集が置いてあるほど、有名になる未来を、兆しだけでも少しでも見てほしかったな。

浮世絵に創作の刺激を受けているので、きっと日本でこんなに有名になっているのを知ったら、すごく喜んでくれるはず。

その後に寄った100円ショップで、ゴッホの「星月夜」がプリントされたトートバッグを見つけた。

自分の名前がちょっと関連することもあって、今のところゴッホの絵では星月夜が一番好き。

一瞬購入しようかと思ったんだけど、A4を入れるには小さくてランチを入れるには奥行きがないサイズだったので、止めておいた。(水筒とタオルくらいを入れるのにちょうど良いサイズだった。)

100円とはいえ、使わないものは買わないほうが良い。

自分はつくづく実用性重視の選択しかできないなーと思った。

ちょっと悲しい。

すごく楽しく読み進めたんだけど、最後の解説で実際はゴッホ兄弟と林忠正に密な交流があったことは確認されていないし、加納重吉にいたっては実在の人物ではないということを知る。

本当に面白いと思う本は、それが本当(事実に沿った物語)でもそうでない場合でも、感情移入したり、勝手に考察したりできる。

他の原田マハさんの本も読みたくなって、今久しぶりに読書欲がふつふつ沸いている。