目黒雅叙園 百段階段 美と匠の祭典に行って来ました

普段なかなか見れない目黒雅叙園の百段階段のお部屋内部の鑑賞ツアーなるものに参加してきました。
お食事付きで、平日だと3400円くらい、土日だと3900円くらいです。

まずは、鑑賞ツアー
さすが説明をする男性のお話が上手で、色々興味深く楽しく見ることが出来ました。
約1時間をかけて、階段の途中にある５，６個の部屋を説明受けながら回ります。
天井画や窓の細かな細工や部屋の雰囲気ぴったりの電燈、豪華な床柱（この説明に力を入れてました）など、各部屋にそれぞれ特徴や歴史があるのですね。




途中、「千と千尋の神隠し」の湯婆の部屋のイメージの元になった豪華絢爛な平安時代の様子を木彫りして鮮やかに着色した部屋や

千尋や女中が共同で寝起きしている部屋（窓の外に海が見える　途中、ハク龍が窓から飛び込んで来る）等も見れました。


当時一部のお金持ちの人しか行けなかった料亭等に、庶民の誰もが、ちょっと贅沢して行ける場所を作ってみたいという事から、創業者の細川さんというお風呂屋さんで働いていた北陸出身の人が、この目黒雅叙園を作ったそうです。
この細川さんは、とてもアイディアマンかつ商才があったようで、結婚式場を作ったり、温泉スペースを作ったり、ここ雅叙園はどんどん拡大して行ったそうです。
今普通に中華料理屋で使っている回る丸テーブルもここが発祥だとか。

しかし戦争開始直前に最盛期を迎えた後、戦争中は一時閉鎖して、昭和６３年の目黒川の工事の際に多くの建物を取り壊すことになってしまい規模をだんだん縮小していくことになってしまったそうな。
でも現在もゴージャス感とジャポニズム的なインテリアが混在していて、外国人観光客に受けそうなムードがありますね。
結婚式場としても雰囲気が良さそうで人気があるのも解ります。





一番上の写真は1億円かかってるらしいお手洗いの入り口です。
エレベーター内とトイレは螺鈿細工などが施されています。

鑑賞後はレストランの「クラブラウンジ」でランチブッフェ。
私はここにしたのですが、他のレストランをチョイスする事ももちろん出来て、最安値なのがクラブラウンジです。
別にこのツアーに参加しなくても普通に誰もが食べられます。（２４００円くらい）
スタッフさん達は丁寧でよく気がつき感じが良く店内も綺麗です。
ここのブッフェの食事の内容だけは少々残念な感があったような・・。

本日並んでいたのは、ローストビーフ（美味しかった）桜エビとキャベツのパスタ、ちらし寿司（残念な感じ）、カレー（鉄人坂井によるものらしい、美味しかった）、ビーフのパン粉つけ・丸いボール状のポテトフライ、白身魚と野菜のいためもの（一番私は美味しかった）、豚と玉ねぎの炒め物、カボチャのグラタン、その他・・・
ポテトのスープ、サラダバー、フルーツ３種、デザート（６、７種類あったけれど・・・いまいち）ジュース各種、コーヒー。
でも２４００円なら、このくらいで妥当なのかもしれないな。

目黒雅叙園　美と匠の祭典ツアー
お土産に特製ラー油を頂きました。美味しかったです。
なかなか良いツアーだったので周りの人にオススメしたいと思います。