先日BS2で深夜放映されるのを知って、やったー!ととても嬉しかったです。
日本で上映された時、とっても気になっていたけれど見れないままになって
いたからです。ベトナム戦争後、初のオールベトナムロケの映画で、
しかもベトナム人俳優によるベトナム語の「アメリカ映画」なんですね。
私はベトナム映画の「パパイヤの香り」L'odeur De La Papaya Verte
(1993年 仏・ベトナム トラン・アン・ユン監督)が大好きで、以後、
同監督の「夏至」も見ました(これはいまいち)が、残念ながら
「シクロ」(トニーレウォン出演)は未見です(T_T)(どこにも置いて無い・・)
そして遡れば、「愛人 ラマン」が凄く好きな理由の一つに、フランスの
影響下時代のベトナムが舞台であることが大きいんです。
話を「季節の中で」へ戻り、
良かったです~!映像がとても美しくて、かつ内容も良かったです。
4つの話し(人達)を、それぞれ少しづつ同時進行する映画なのですが
こういう場合、中途半端でいまいち・・・な事が多いのに、この映画では
それぞれが短いながらもしっかりと深く描かれていました。
ベトナムのハノイを舞台にしているらしいのですが、私はこういう
喧噪と東南アジアの風景や緑、湿度感に、とっても弱い性分なので
開始早々の、音楽と、蓮池シーン(蓮のお花って凄く綺麗ですねー!!!)で
くらっとなってしまいました。
見終わった後色々調べて解ったことには、あのかつてのアメリカ海軍兵を
演じられた方は、「ピアノレッスン」の「ハーヴィ・カイテル」さんだった
んですねー(解らなかった)彼は企画から賛同、主役の一人を演じ製作総指揮も
務められたそうだし、音楽担当されていたのは坂本龍一さんと共に
「シェルタリング・スカイ」を手がけたリチャード・ホロウィッツさんという方
だそうです。
シクロの運転手のおじさんと、蓮の花摘みの少女(スローダンスに出ている
小林麻央さんを、もっとはかなげにした綺麗な人でした)はベトナム芸能界で
人気ある方達だそうです。納得。普通の人ではなさそうだな・・という気はした。
以下ネタバレ白文字なので、反転して読んで下さい。
☆ラストの火焔樹の並木のシーンが素晴らしかったけれど、あそこをポスターとか
宣伝に良く使っていましたよね。そこのシーンを使っちゃ、ネタバレし過ぎだろー
って気もしますが・・・まあ、いいか・・・。
ちょっとシクロのおじさんと、娼婦の関係部分は、あそこまで紳士的に、
そして、一途に思うおじさんの対応に、そこまでやるかーなんてちょっと
思ってしまいましたが、、(何もせずエアコン効いた部屋でぐっすり寝かせて
あげたりね・・・)
それでも、火焔樹の処に連れて行ったところでは不覚にも涙が・・・(^c^;)
あと、造花が売れて、生花が売れない処にやってきて、おじさんが言う言葉も
心に染みたです~~。☆ネタバレここまで。
監督のトニー・ブイ監督の写真有り アメリカCNNの記事は26歳。
ヴェトナムのサイゴン(現ホーチミン市)に生まれ、2歳で両親とアメリカに移住。
ビデオ店経営の父の影響で、幼少から映画に親しんだ。
19歳の時ヴェトナムを訪れ、その時の強烈な印象から製作した短編“YELLOW LOTUS(黄色い蓮)”
(94)が認められ、本作の製作につながった。そうです
サンダンス映画祭史上初、審査員グランプリと観客賞のダブル受賞を果たし、
加えて撮影賞の計3部門を独占した話題作。
これが長編デビューとなるベトナム出身のトニー・ブイ監督が、4つのストーリーを
巧みに交錯させ、現代のベトナムの都市に生きる人々が織り成す人生模様を描いた
ヒューマン・ドラマ。(原題:THREE SEASONS)1999年映画
〔製作総指揮〕ハーベイ・カイテル
〔製作・監督・原案・脚本〕トニー・ブイ
〔出演〕ドン・ズオン、グエン・ゴック・ヒエップ、ハーベイ・カイテル ほか
私もベトナムに行ってみたい~~!!!
近年は成田から主要都市に直行便も飛ぶようになったみたいだし、
ベトナム料理も大好きだし。タイ料理よりもベトナム料理の方が更に
好きなんです。←辛いのが少ないからね
(レストラン「サイゴン」の味が凄く美味しい!カレーも!)
目線がとっても良い映画だと思います・・・
私も記事を前に書いたのでTBしますね~
誰も見てないよなあ・・・と思っていたので、こんな身近に既に見られてレビューも書かれていらっしゃる方がいて、凄く嬉しいです
映画大好き人間なんですけどね。
どう言う訳かフランス映画は敬遠気味。
原則的にハッピーエンドが理想。でも、フランス映画って不幸の上塗りって感じがあるでしょ?!
最近は違うのかな~?!
でも、「愛人 ラマン」は見ましたよ。
まだあどけない少女の顔。半モノクロのポスターが印象的でしたね~。
ちょっとこの映画を見逃したのは残念。
最近、情報アンテナがすっかり低くなっていて・・・。
ハーヴィ・カイテル、渋い俳優さんですよね。「スモーク」にも出てました。
でも「ピアノレッスン」は今ひとつ良く分からなかったな~って、これって感性の問題?
『淡白な思考回路では理解できない。』って、友人に言われました。
私は、ご主人役のサム・ニール氏に同情しちゃいました。
ベトナム--行って見たい国。
とっても魅力的で、女性好みの国だって聞きますけどね。
でも、暑いのが全く駄目な人間なんです。
香港の時もタイの時も暑さでぐったり。
過ごしやすい時期っていつなんでしょうね。
>フランス映画って不幸の上塗りって感じがあるでしょ?!
うははは!!時々あります。たしかに!
あ~、映画好きだけど、フランス映画苦手って方、かなり多いですねー。私の周りにも結構います。私は昔は結構見ました。最近はあんまり見なくなっちゃいました。好きなものと、苦手なものとあります~作品にもよります
「スモーク」っていう映画は私全然知らなかったです。ピアノレッスン、ラムさんは今ひとつ解らなかったですか・・・私はかなりお気に入りの映画の一つなんですよ~(^m^)
いやいや、淡泊って事は無いですよー。だって私の思考回路なんて、すごく簡素過ぎるもんなので、、、やっぱり好みとか、主人公のキャラとか風貌に感情入れて見れるか?とか様々な要素がありますからネ☆
サム・ニール氏、気の毒でしたね・・・男性にはあんまり見て欲しく無い映画というか・・・
ラムさんは暑いのが苦手なんですね^^
私も暑いの・寒いの両方苦手です。
でもどっちか選べって言われたら、暑い方です。
寒い処で長年生きてきたせいもあって、寒いのには本当にうんざりしてるんです。
暑い国で、エアコン効いた中で過ごして、たまに暑い外へ出る・・っていうのもオツじゃないですか~だはは。(寒い時にあったかい部屋でぬくぬく・・って逆パターンもありますが・・私的には、暑い方を取ります^^)
寒い処だと、恐怖感が先に立つんですよ。このまま外にずっといたら、もしかして死ぬかも?って・・・死ななくても風邪引いちゃいそうだし・・・