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ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~感想 三上延

2018-02-02 | 小説・漫画他

遂に最終章。
最初の1巻が2010年頃で、7年もの長い間に渡っていたのですね・・・。
うーん、全部読み終わって今思うことはというと、最初の方の、栞子さんの謎解きと、大輔との可愛らしい恋愛
模様は良かったなあ・・・って、しみじみ懐かしく思い出して・・。

思えば、栞子さんのお母さんが登場してきて、栞子さんとほんとに血がつながってるの?って疑問に思うほど、人間的にどうかと思う人で・・・。
その後、前回の6巻もですが、本マニアの登場人物の多くが、悪どい人だったりする事も、なんだかなあ・・・。
欲しい本の為なら、犯罪や危険なことまで平気でする人も結構いるし、本好きなセレブなお家の人達の関係や、本に詳しい人達の弟子との関係も、ドロドロしたり、仲たがいが多かったり・・・。
甘ちゃんですが、本好きな人に、そう悪い人はいないと、思っていた(思いたい)私にとっては、そこらへんが、まず残念でした・・。

今回のキモは、シェークスピアの幻の古い貴重な本が混ざってるかもしれない3冊についてですが、本物は?というと

★以下ネタバレ★
べったり糊付けされていた本ですが、実は赤い本の中には、ワンサイズ小さい本当の本が入っていた、ってオチは、特に驚くようなものではなかったです。
そして、栞子さんの母親は、これを探し求める旅にでかけた為に、家族を捨てた、って・・・・絶句。


あとね、最後のセリで、何千万円ものお金で、それらの本を落札するってシーンがあるのですが、栞子さんはビブリア古書堂を失うリスクがあり、大輔も自宅を担保に入れてお金を用意して・・って
なんだかなあ・・・。
そりゃあ、貴重な本かもしれませんよ? でも人生を全てかけて入手するとか、買うとか、欲しい本の為なら、家族を捨ててしまうとか、突き落として殺人未遂するとか・・・そういうのって、ちょっと私には理解しにくいです・・。

長い間、楽しませてもらってありがとうございました。
最初の方のシリーズ、とっても楽しかったです。

ところで、今年映画化が決まっているんですね?、栞子さんには、黒木華さんらしく、うーーん・・・。

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~
2017/2/25 三上 延

三上延
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10 コメント

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Unknown (苗坊)
2018-02-02 22:07:57
こんばんは。
コメントありがとうございました。
このシリーズも始めはここまで長くなるとは思っていなかったですし、ここまでいろんなものが渦巻くようになるとは思っていませんでした。
栞子と大輔の関係は最終的には良かったと思いましたけど、ただ純粋に本についてを知ることが出来て楽しかった最初の頃が懐かしいですね。
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ビブリア! (存在する音楽)
2018-02-03 09:29:24
latifaさん おはようございます。

剛力さんがドラマをやっていたので、随分と前にお話ししたことがありましたねー。
当時はこの本がよく売れていてドラマ化されたという印象がありました。
最近、読書量が落ちて、色々と読めないままで本好きな人の話を聞くだけで嬉しくなったりしてます・・・ちょっとヤバイですね(笑)
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苗坊さん★ (latifa)
2018-02-03 09:29:29
こんにちは、苗坊さん
確かに。
この本が、ここまで人気が出て、ここまで長く続くとは、最初全く想像もしていませんでした。

栞子さんと大輔の関係ですが、ハッピーエンドなラストで良かったです。

>ただ純粋に本についてを知ることが出来て楽しかった最初の頃が懐かしい

ほんとにそうです・・・。

でも、作家さんには、長いこと、大変だったでしょう、お疲れ様でしたと言いたいです・・。
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存在する音楽さん☆ (latifa)
2018-02-03 09:39:30
存在する音楽さん、こんにちは!
剛力さんが、このお話のドラマをやっていたのが、凄く昔の様な気がします。

あの後、このシリーズがずっと続いていたわけですが、途中から、どんどん違う方に行ってしまった印象が私にはあります・・・。

漫画でも小説でも、長くなると最初とは違った方向に行くってこと、まま、ありますよね・・。
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Unknown (すずな)
2018-02-05 12:32:46
読み始めた頃は、こんな長いシリーズになるとは思いませんでしたね。最初と最後では随分と雰囲気が変わってしまって・・・。こんな風にドロドロ展開になるとは想像も出来ませんでした。1巻を読んだ時の高揚感を懐かしく思いながら読了しました。
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Unknown (はまかぜ)
2018-02-05 22:24:17
こんばんは。
シリーズの前半は古書を巡る謎解きが比較的身近なものが中心で、登場人物も身近に感じられる人が多くてほのぼのとした雰囲気で読めましたね
大輔と栞子の照れながらの会話や、文香が栞子とは正反対にどんな人とでもどんどん仲良くなるところなど面白かったです

物語が佳境になると古書を手に入れるためなら犯罪もいとわない人達が登場し緊迫した雰囲気になりました。
第一巻の最後もそうでしたが、あまりに希少価値の高すぎる古書は人を狂気にさせることがあるのだなというのを、物語が佳境になって改めて実感しました。
人を襲撃したり陥れたりして奪い取ることを何とも思っていないような人達を見るとまさに古書の修羅だと思います
魅力に取りつかれると恐ろしいことになるのだなと思います。

本編が緊迫した雰囲気が続いたので、スピンオフでは大輔、栞子、文香達の楽しい活躍が見たいです
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すずなさん☆ (latifa)
2018-02-07 18:52:22
こんにちは、すずなさん
そうなんですよね・・・。
1巻を読んだ時に、これが、こんなに続いて、最終巻が、こんな風になるとは、全く予想もつきませんでした。
作家さん、ご自身も、そうだったかもですね。
でも、長い事、楽しませてもらいました!
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はまかぜさん☆ (latifa)
2018-02-07 18:57:39
はまかぜさん、こんにちは
>前半は古書を巡る謎解きが比較的身近なものが中心で、登場人物も身近に感じられる人が多くてほのぼのとした雰囲気で読めましたね

そうでしたよね。懐かしいなあ・・・

>あまりに希少価値の高すぎる古書は人を狂気にさせることがあるのだなと

そうなんですよね。そこまでなってしまうほどには、本について、私は入れ込んだ経験が無いからこそ、理解できなかっただけで、希少価値のある本を死ぬほど欲しいという経験のある方には、理解できる内容だったのだと思います・・・。

>スピンオフでは大輔、栞子、文香達
そうですね、またほのぼのとした、彼らの日常とかを読みたいです。
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予想がはずれました… (日月)
2018-03-11 01:29:41
これまでビブリアの最後の本が何になるか、私なりに予想してみたのですが、全く外れました。

私は、「明治~戦前に活躍した文豪の未発表作、もしくは歴史を覆す内容の本」
と予想していたのですが。
でもそれはそれで、面白かったです。

『ビブリア古書堂』が扱う本は「誰もが名前と代表作名は知っているけれど、詳細は知らない有名作家の稀覯本」だったし、これまでの物語の経緯からてっきり日本の作家だと思っていたけれど、シェイクスピアほど「名前と代表作は知っていても、詳細は知らない有名作家」はいませんものね。
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日月さん☆ (latifa)
2018-03-11 13:41:13
こんにちは、日月さん
今週は4月頃の気候になると聞いて、楽しみにしています。
花粉は酷そうですが・・。

日月さんは、最後の本が何なのか、想像されていたのですねー。
海外の作家、しかも王道?古典ともいえる有名なシェークスピアだったとは、ですね。
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