ポコアポコヤ

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鬼が来た!・姜文(チャン・ウェン)について Gyao無料放映中

2005-08-01 | 映画感想 他

以前から見たくて、近所のレンタル屋にはおいておらず、そのままになって
いた「鬼が来た!」鬼子来了をgyaoで無料で見ました。
2000年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作というのに、あまり大々的に
上映もしないし・・・中国では放映禁止になったままだそうで、
深い内容を知らずに見たのですが、す、すごい映画でした・・・・
(色々な意味で・・・)

ずっと途中まではモノクロで(モノクロが大半なのは知らなかった)
展開やシナリオが非常に面白くて引き込まれて見ました。前半はかなり好きな
映画でした。ちょっと黒澤映画っぽい雰囲気も有り監督は、黒澤監督の
「七人の侍」等は、この映画を作った後に見たらしいです。

でも後半からは・・・・前半とはうって変わって・・・
う・・・言葉が上手く出て来ません・・・重くて辛かったです。
同じ日本人として、何ともやりきれない様な苦しい気持ち・・・・

鬼が来た!公式サイトhttp://www.gaga.ne.jp/onigakita/

私は、この↑姜文(チャン・ウェン)さんの名前は覚えてなかったので、
この映画見るなり、「あっ!紅いコーリャンのおじさんだ!」(おじさんって・・失礼かな・・)!
と思って嬉しくなり、見終わった後公式サイトに行って初めて、
監督や脚本までもが、この紅いコーリャンのおじさんがやっていた事を知り驚愕・・
そんなにすごい人だったなんて・・・これは是非近い内に「太陽の少年」
も見なくちゃいけない!と思いました。
 ⇒見ました。感想はこちら

尚、監督・主役の姜文氏は、最初に日本に来た時に受けた日本人の印象
「こんなに穏やかな優しい人達である国民性なのに、どうして戦時中
あんな事が出来たんだろう?」と思ったことが、この映画に繋がった
そうなんです。
チアン・ウェン  姜文 監督/製作/脚本/主演
1963年1月5日、河北省唐山の軍人の家庭に生まれる
86年『芙蓉鎮』87年 チャン・イーモウ(張芸謀)『紅いコーリャン』に主演
ワン・シュオ(王朔)の原作を元に脚本を書き初監督した94年の『太陽の少年』は、
数多くの賞に輝いた。俳優としても監督としても超一流という極めて稀有な存在。
フランス語が堪能で、フランス人の妻との間に一女。

香川照之さんが中国に撮影入りした時、いきなり監督が、彼を麻袋に約半日
だか1日近く閉じこめちゃった話しとか、彼が唯一覚えた中国語を
しゃべるシーンを100カットも撮影したとか@@ 

この映画で日本人の主役として出演している香川照之さんのインタビュー
の中でも語られていますが、普通の普通の状態の時には、この香川さん
演じる花屋の行動などが理解出来ないのだけれど、過酷な状況や精神的
に追いつめられた映画の撮影の中だと、花屋の行動が理不尽じゃなく
思えて来た・・と書かれているんですよね。
こちら
香川さんは、ホテルビーナスや、救命病棟24時などで見たイメージが強くて
だから、この映画の最初の方は、ちょっとびっくりしてしまいました。
他にも、このインタビューには、上官を演じた「澤田謙也」さん についても、
面白い事が書かれていました。澤田さんって方は、この映画で初めて見たのですが、
ジャッキーチェンなどやハリウッド映画などにも出演している格闘家出身者
なのですね。この役にまさにぴったりでした。

カンヌで上映された版は、この私が見たバージョン(日本上映版と同じ)
よりも50年後のシーンが30分?20分だか・・・が含まれていた
そうなんですよ・・・そちらのバージョンを是非是非見てみたいですね。
そちらの方が、より一層良い映画の気がするんですね・・・・

ちょっとネタバレで色々言いたい気持ちもあるのですが、もう充分
長く語ってしまったし、上手く言い表せそうにないのでここまでにします・・・

最後に、この映画を見たのは、完全無料放送で、動画や映画、ドラマなどを
配信しているGYAOさんででした。
映画が無料で見れるのは嬉しいんだけど、10~15分に一回
CMがぶつんと入って来る。しかもその時だけ音声がバカでかくなって
いちいち音声を下げなくちゃいけないのが、かなりキツイ。
一時停止は出来るけれど・・・
毎週金曜日ごとに新しい映画に変わってしまうので、今やっている
鬼が来た!は、8月4日まで無料でいつでも見れます。
出演: チアン・ウェン 香川照之
チアン・ホンポー  ユエン・ティン 澤田謙也
http://www.gyao.jp/cinema/

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10 コメント

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Gyao、 (neko)
2005-08-01 14:25:27
時々覗かせていただくのですが、ドラマの1話に出会ったことがなくて、きちんと見たことありませんでした。

latifaさん、ありがとう~この映画、見てみたいと思います♪
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nekoさん☆ (latifa)
2005-08-01 19:41:18
そうそう!韓ドラもやってるんですよね。

やっぱり私もnekoさんと同様、1話から見たい性分なので、気がついた時に、もう4話だと、見る気が失せちゃうんです・・・

映画もし見られたら、感想聞かせて下さいね!!!

返信する
日本鬼子ですね (funi)
2005-08-01 21:54:28
やはり中国は「大中国、小日本」の考えがあるので、私も中国旅行中「小日本(シャオリーペン)」と言われたりしました。



香川照之・・・実はすっごい好きなんです・・・

最初は東大出身ってので「おッ」と思ったんですけど、なんか知らんけど段々好きになってました(笑)

この映画も見に行こうと思ってたんだけど。公開時期めちゃくちゃ短かったような?気づいた時には終わってました(いつものことだけど)。

Gyao、無料かあ・・・でもCMだといっきに冷めるんですよね・・・。トイレにいけるのはいいけど。

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funiさん☆ (latifa)
2005-08-02 07:32:06
funiさん、言われた事があるんですね・・・

やっぱり外見で(髪型や服装で)日本人って解るんですね・・・

香川照之、すごく好きなんですか?それは知らなかったー。そうそう、私も最初はあの女優さん(名前忘れちゃった。すごく綺麗な人)の息子さんが、東大!に入ったって聞いて、すごいなーって思っていて(徹子の部屋か何かで聞いたの)その時はまだ外見を見る前で、その後その息子さんが俳優になったっていうから、どんな人だろう?って思っていたら、えっ普通の兄ちゃんじゃないかー!(ごめんね、funiさん・・)と思ったんです。お母さんがあんなに綺麗だから、息子も美麗かと勝手に思っていたの。

でも何度か演技見てるうちに、外見さておき、好感持つようになりましたヨ♪。柔らかい感じの知性アップした柳葉さんって感じかな?この映画ではまさにあの頃一杯いただろう日本兵代表って感じなんですよ。ここですらっとしたハンサムなイケメン俳優が出てきたら良くなかったと思う。。。



今図書館に、この映画を撮影していた時に香川さんが書かれた日記をリクエストしてるんです。その撮影日記がやたら面白いって評判だったので、是非読んでみたくて。香川さんが、何かの映画雑誌に、毎回短いエッセイみたいのを連載していて、彼の文が庶民的で、かつ面白くて、とても読みやすくて好きだったのもあって。

彼が出てる「故郷の香り」結局、見たい見たいと思いつつ、ビデオ10月発売なので、ビデオ視聴になってしまそうです・・・

確かに、、、Gyao無料なのは良いんだけど、CMが入りすぎ・・・
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お母さんは (funi)
2005-08-02 12:49:50
確か浜木綿子じゃなかったですかね?

よく浜もめんことか浜木めんことか言ってましたわ。

確かに2枚目じゃないけど、味があるんですよね~~~。だからしょーもないドラマとかに出てたらすっごく悲しくなります・・・。

撮影日記、面白そう!私ももうちょっと図書館とか利用しようかなあ。
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funiさん☆ (latifa)
2005-08-02 15:09:03
>浜木綿子

そうそう!この方です!アップの髪に着物が似合うってイメージで。最近はあまりみかけないなあ・・



2枚目って、若い時はよくても30代中盤過ぎると、仕事の幅が狭くなっちゃいがちですけど(中にはずっと残る方もいますが)、格好良くは無いけど、味がある俳優さんは、ず~っと長いこと色々な役で脇役としても主役としても活躍出来ますもんね。香川君は、これからも、ずっと長いこと活躍してくれそうな予感がする人ですよね。
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香川さん、 (neko)
2005-08-02 21:32:09
以前大河ドラマで秀吉をされた時に、やるじゃん!って思いました。秀吉らしい秀吉だったような。



見ましたよ~。途中でCMが入ると聞いていたにもかかわらず、ホントにビックリしてしまいました!

映画、善良で世間知らずな村の人々が、上手に描かれていて面白かったです!

後半、このまま終わるはずがない…と思ったとおりで… 戦争中という特殊な状況下でありながら、普通の思考・暮らしをしている村人たちと軍人との差が悲しかったです。
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nekoさん☆ (latifa)
2005-08-03 07:30:49
そうなんですかー!大河ドラマにも出演されていたんですね!

nekoさん、Gyao映画のCMには、びっくりだったでしょう・・・・まるでTVで見てるのと同じ感覚なんですよね。字幕の映画なら良かったんだけど、日本語の映画だと、セリフが聞き取りにくくて音声をあげてるせいで、cmになったら、音が大きくて耳が破裂するかと思っちゃいましたよ、私は。



ところで・・・映画。

そうなんですよ・・・善良でちょっとお人好しな中国の主役のおじさん、、、うううう・・・・

通訳の人の臨機応変??な対応にも笑ったり(最初の方ね)良かったんだけど・・・nekoさんと同じに、このままこれで終わるはずが無い・・・と思っていましたよ・・・あ”~~~~~~~やっぱり???

って感じでしたね。でも想像してたより、もっと悲惨だった・・・・はーーーーーーーーーっ。



>戦争中という特殊な状況下でありながら、普通の思考・暮らしをしている村人たちと軍人との差が悲しかったです。

そのとおり!!nekoさん、上手い事言って下さいました。私は、もう何て言っていいやら・・・映画でした。



PSそういえば前にラブレターで気になる発言・・・って言ってたの。もうそのシーンのある回は(mxTVで)過ぎたと思うので、ここでひっそり言います(^_^;)

確か5話くらいで、我が息子だと解ったアンドレアに向かってママが「私の赤ちゃん!」って抱きしめて言うでしょう?あそこにはオヨッ!!赤ちゃん?って驚いたんです。KNTV放映次の日の掲示板は、同様の驚いた人の書き込みが結構ありました(^^ゝ
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ラブレター、 (neko)
2005-08-04 08:52:50
そのシーンは覚えてるのですが、「私の赤ちゃん!」はハッキリ覚えてません~手元に無いから確認できなくて残念です…

このドラマはとにかく涙涙でした



「鬼が来た」の終盤はホント・・・。。
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nekoさん☆ (latifa)
2005-08-04 19:41:11
そうですか・・・・nekoさんが見られたのはKNTV版かな・・・?もしや、違う処の放映版だったら、字幕も違うだろうから、赤ちゃんになってないかもしれませんね・・・・
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