「ストレンジャーザンパラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」などジム・ジャームッシュ監督の映画や、ラウンジ・リザーズなどの音楽活動で1980年代大活躍していたジョン・ルーリー。なんと、ライム病という難病にかかってしまい、最近は絵を描いていたのですね。それを知ったのは、1ヶ月くらい前に「GQ」だったかな雑誌のアートのコーナーに彼の絵と記事が1page載っていたのを見たからなんです。
かつて「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「ジョン・ルーリー」って記事を書いていた様に、私はジョンールーリーが凄く好きだったのと、3つくらい載っていた絵が、とっても可愛らしくて色使いも好みだったので、久しぶりにワタリウムの展覧会に行ってみることにしました。
(2010年1月30日[土] ~ 5月16日[日]まで)
芸術やアートにはまるで疎い私ですが、ジョン・ルーリーの絵はなじみやすいというか、グリーンやブルー系の色がとても美しくて、ヘンテコな動物もユニークで、そしてどこか淋しげな雰囲気も漂っていて、難しい事は解りませんが、感覚的に好きだな、って思う絵でした。
ヘタウマな可愛い雰囲気の絵と、孤独感とか骸骨感のある暗い絶望感も感じさせる絵と両方ありました。 また、メッセージをどこの国の言葉でもない不思議なシンプル文字(ハングルのような日本語のひらがなのような)で書いている絵も幾つかあって、それも印象に残りました。
80年代のジョン・ルーリー↓
現在の写真は一番上の写真です。5年前に記事書いた時に検索した時は、ライム病とか絵を描いているとかは全くヒットしなかったんですよね・・・。やっと探しあててアップしてた写真も、どうやら5年前のではなさそうな気がします。現在のルックスは、年は取ったけど、ジョン・マルコヴィッチ風で、なかなか渋いオジサマになってます^^
ライム病ってどんな病気なんだろう?って検索してみたのだけれど、謎の多い病気で、治療法も見つかっていない様だし、いまひとつハッキリした事が解らない難病のようですが、負けずにがんばって欲しいです。遠くから応援しています!
http://www.johnlurieart.com/art/
写りが変てこですが、妹さんと一緒に写ってる写真を発見。
John Lurie and his sister, Liz Lurie
帰りに「香咲」カサHP
という昔ながらの喫茶店に寄ってコーヒーを飲んで帰りました。30年前から時が止まっているかのような、懐かしさのある小さな古いお店です。札幌に「ミルク」という喫茶店があって、それを思い出しました。ホットケーキやスィーツで人気があるお店です。食べログ
夜は新宿のミロード9階の「パインセオサイゴン」で、フォーと春巻きのセットと、カレーとフォーのセットを食べました。
長い記事、読んでいただけて、ありがとう~~!
若い頃、ジョン・ルーリーが凄く好きでね。こういうタイプ好みだわ~~なんて思ってたの。それだけに、最近病気で・・ってのがショックだった・・・。
でも、絵を描くって事で活動されていて嬉しかったよ・・。
そうそう・・彼の苦悩がにじみ出てるよね・・・。明るい絵と、不安や恐怖感とか絶望感のある絵と、色々あって、どれも良かったわ~。
で、なんですと?ルノワールも晩年、そんな状態だったのね・・・。知らなかったわ・・・。絵を思った様に描けないのって、どれだけ辛かっただろうね・・・。でも、ベートーベンも耳が聞こえなくても音楽を作ったし、やっぱり芸術家って凄い!!
観賞後のティータイム~
私は一人で行っちゃったけど、誰かと一緒に行ったら、あれこれ喋り合ったり出来て、それもまた楽しいよね
レポ、とっても嬉しいわ、絵もじっくり拝見しましたよ
私、彼のことを全然知らなくて、latifaさんに教えてもらってよかったわ。
難病と闘いながら、彼独特の世界がキャンパスの上に広がっているよね。
ただ、色合いに彼の苦悩が少し感じ取れる気がするのは私だけかしら・・
先日、ルノワール展に行った時、やはり晩年のルノワールもリューマチだったかな??、思うように描けなくなって、彫刻の方に手を出して、それも弟子たちに手伝ってもらったり。
芸術に対する情熱と体の不自由さがもどかしくて、それがこちらにも伝わってくるようでした。
観賞後のティータイムやお食事も楽しみのひとつよね
5月、6月と、また行きたい展覧会が目白押しです、楽しみだわ~