リートリンの覚書

縄文時代・縄文人と犬


貝塚

貝塚では、貝殻以外にも、
土器や土偶、石器、骨角器、
さらに縄文人やイヌの骨も見つかっています。


縄文犬と弥生イヌ

縄文時代に生きたイヌを「縄文犬」、
弥生時代に生きたイヌを「弥生犬」と
よんで区別しています。

両者には、
出土した骨から推定しますと、
わずかな違いがあるとされています。

現在、
国内で日本犬と言われる犬種が
8種類存在しています。

そのうち、
北海道犬(アイヌ犬)と
琉球犬は遺伝子構成が
近いことが分かっています。

また、
本土で暮らす犬には、
朝鮮半島からもたらされた
遺伝子が存在しています。

南方から人とともに
日本列島に渡った縄文犬は、

人の広がりと同じく
日本全土に生息していきました。

そして、
弥生時代になると、
大陸から渡来人とともに
弥生犬が渡ってきます。

その際、
縄文人と渡来人が交わったように、
犬たちも交わったと考えられています。


縄文人とイヌ

現代と同じく
縄文人とイヌの結びつきは
強かったと思われます。

元々イヌは、
野生のオオカミを
家畜化したものだと言われていますが、

縄文時代の遺跡から発見されるイヌは、
人と共に列島に渡ってきたのだと
考えられています。

発見されるイヌの骨は
歯が折れているもの、
骨折した痕が残っているものが
多いそうです。

それが治っているものが多いことから、
骨折した後もイヌの面倒を
みていたことが推測されます。

また、
出土するイヌの骨は全身揃うことが多く、
人の手により
埋葬されたものと判断されます。

時には人と一緒に
埋葬されている場合も見つかっています。

以上のことから、
縄文人にとってイヌが
かけがえのない存在だったことが
うかがえます。

一方で、
貝塚から調理の痕跡の残る
イヌの骨が発見され、
縄文にもイヌ食文化が
あった時期もあったようです。

イヌ食が当たり前になった
弥生以降に埋葬例が途絶え、
現代にまるまで
ペットの埋葬習慣は現れませんでした。

出典:Wikipedia

感想

骨折、歯が折れていた
犬の骨が見つかっている。

それは、
狩猟にかかせない、
存在だったことをうかがわせます。

その、
歯が折れていた犬の面倒をみていた、
縄文人。

歯が折れている犬が
食べられるようにするには、
お肉をすり潰して
あげていたことが考えられます。

それは、
簡単な道具しかなかった当時では、
大変な作業だったに違いない。

そして、
縄文人の骨を調べると
人さえ十分な栄養を摂取することが
出来ない時代。

縄文人は、
犬の分まで食糧を集めていたか、
自分たちの分を分けていたと考えられます。

それでも、
最後まで面倒をみていたと言うことは。

縄文人にとって、
大切な相棒だったと言うことですね。

愛だわ。

しかし…

今でも外国では、
食べられているイッヌ。

興味がなかったので、
調べた事が無かったのですが、

日本でも
食べていたのですね。

ショック😖

しかも、
犬を大切にしていたとされる
縄文人も
食っていたのか…

いや、その〜。
お肉食べているので、
人様の食糧事情に口出しする権利は
ありませんが…

イッヌとヌッコは…🥺

もう、やめようこの話題。

動物を埋葬する習慣が
弥生時代以降途絶え
現代まで復活していなかった事にも驚きです。

つまり、
弥生時代以降は
激動過ぎて動物を愛でる余裕が無かったのか、

それとも、
動物を憐む心さえも失うほど
荒れていたのか?

改めて、
縄文人を見直さなければと思う出来事ですね。

さて、
明日も縄文時代を詳しく調べていきます。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。





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