はじめに
弥生文化の一連の流れを、
まずは教科書(日本史B)を頼りに
たどっていきたいと思います。
弥生文化の成立
紀元前6500~5500年頃、
中国大陸では、
北の黄河中流域で
アワやキビなどの農耕がおこり、
南の長江(揚子江)下流域でも
稲作が始まり、
農耕社会が成立しました。
紀元前6世紀頃になると
鉄器の使用が始まります。
春秋(前770~前403)・
戦国時代(前403~前221)には
農業生産も著しく進展しました。
こうした中国大陸における
農耕文化の発達は、
周辺地域に強い影響をおよぼし、
朝鮮半島を経て
日本列島にも波及したのです。
およそ2500年前と想定される
縄文時代の終わり頃、
朝鮮半島に近い九州北部で
水田による米づくりが開始されました。
注1
紀元前4世紀頃には、
西日本に水稲農耕を基礎とする
弥生文化が成立し、
やがて東日本にも広がりました。
北海道と南西諸島を除く
日本列島の大部分の地域は、
食料採取の段階から
食料生産の段階へと入ったのです。
注2
この紀元前4世紀頃から
紀元後3世紀の中頃までの期間を
弥生時代と呼んでいます。
弥生文化は、
水稲農耕を基礎とし、
銅と錫(すず)の合金である
青銅(せいどう)、
中期以降は鉄などの用いた金属器、
稲の穂摘み用具である石包丁、
木材を伐採し加工するための石斧類など
朝鮮半島とも共通する大陸系の磨製石器、
機織り技術などをともなう新しい文化です。
貯蔵用の壺も、
煮炊き用の甕(かめ)、
高坏(たかつき)など
赤焼きの弥生土器に変化しました。
こうした水稲農耕や金属器生産などの
新しい技術は、
中国や朝鮮半島から伝えられたものです。
九州北部や中国・近畿地方などで
発見されている弥生人骨の中には、
縄文人骨に比べて背が高く、
顔は面長で起伏の少ないものが見られます。
しかし、
弥生文化には、
土器づくりの基本的な技術や
打製石器・竪穴住居など、
明らかに縄文文化の伝統を
受け継いでいる面もあります。
これらのことから弥生文化は、
金属器をともなう農耕社会を
すでに形成していた朝鮮半島から、
必ずしも多くない人々が
その新しい技術をたずさえて
日本列島にやってきて、
従来の縄文人とともに
生み出したものと考えられます。
◇ 注1
佐賀県の菜畑遺跡(なばたけ)、
福岡県の板付遺跡(いたづけ)など
西日本各地で縄文時代晩期の水田が発見され、
この時期に水稲農耕が
始まっていたことが知られています。
◇注2
縄文文化が今日の日本列島全域に
及んでいたのに対して、
弥生文化は北海道や南西諸島にはおよばず、
北海道では「続縄文化」、
南西諸島では「貝塚文化」と呼ばれる
食料採取文化が続きました。
北海道では7世紀以降になると、
擦文土器(さつもん)をともなう擦文文化や
オホーツク式土器をともなう
オホーツク文化が成立しますが、
これらの文化も漁労・狩猟に
基礎をおく文化です。
感想
でた~、中国文化信仰!
教科書、所々にぶち込んできますね、
中国や朝鮮半島から伝えられた論。
もぅ、
子どもたちを洗脳したる〜ってのが
見え見えでイヤですね。
教科書では
水稲農耕や金属器生産などの新しい技術は、
中国や朝鮮半島から伝えられたものです。
と断言していますが…
その証拠があるのでしょうか?
大変疑問に思います。
伝えられたと思われると記述した方が
よいのではないかと自分は思います。
断言するならその証拠をしっかりと
記載して欲しいものです。
わからないことは
なんでもかんでも、
中国から、朝鮮半島からって
マジやめて欲しい!
それと、
教科書を読んでいると、
鉄器の起源は中国?
と勘違いしてしまいます。
ちょっとネットで検索してみると…
人類最初の鉄器は、
今から5000年前、
西アジアで隕鉄を加工したものが
起源とされています。
一般的には鉄は3200年前頃、
今のイランを中心に普及してゆき、
中国には春秋から戦国期にかけて
鉄器文化が本格化します。
日本列島においては、
縄文時代末から弥生時代のはじめのころ、
朝鮮半島から九州地方にもたらされました。
(柏市HP参照)
鉄の起源は西アジアで
中国と朝鮮を経て日本に伝来しただけじゃん。
教科書、その辺もちゃんと記載してよ。
あと、
縄文人と弥生人と区別するのは
疑問に思います。
ほりの深い弥生人だっていたかもしれないし、
その逆で、
薄い顔立ちの縄文人がいたかもしれない。
なんか、いっぱいひっかかる
教科書。
こんな教科書で勉強したら
へんな錯覚起こすし、
つまんねー授業になりそう。
もう、教科書。書き換えしよう。
教育者は
自分の思想・思惑など偏らず、
中立での立場で教えてほしい!
本日の記事は
教科書(日本史B)を参考に
書かせていただきました。
教科書の文章は
ちょっと硬くて読みづらいので、
自分の文章に直させていただきました。