リートリンの覚書

日本の神様9・月読命



月読命
(つくよみのみこと)




月の神秘な霊威を保持し、
唯一の月の神霊です。

名前の「ヨミ」は、
月の満ち欠けを数えるという意味で、
暦日を読み取ることと
かんけいしています。

・別名 
月夜見尊(つくよみのみこと)
月読尊
月弓尊(つきゆみのみこと)
月讀尊(つきよみのみこと)

・神格 
月の神にして夜の国
海の潮流の神
農耕神
占いの神


「日本書紀」では


本文では、このように、登場しています。

“次に月の神を生みました。
その光は日に次いでいました。
そこで日と並んで治めるがよいだろうと、
天上に送りました。

日本書紀の神話にはあまり登場せず、
活躍も書かれていません。
わずかに第五段の一書の十一に登場します。

あらすじは、

天照大神からの命令で保食神のもとを訪れた
月夜見尊ですが。

保食神が口から出した食べ物で
彼をもてなすと、

月夜見尊は
顔色を変えて憤慨し、
「汚らわしい、賤しい、
どうして口から吐いた物で、
私に振る舞おうとするのか」
と言う乎否や剣を抜いて
撃ち殺してしまいました。

その事を天照大神は、大変怒り、
「お前は悪い神です。
もう、お前の顔は見たくありません」
といい、
天照大神と月夜見尊とは、
一日一夜とを隔離して住むことになりました。

と語られています。


「古事記」では


月讀命は伊邪那岐命の右目を洗った際に
化成された神で、
天照大御神や須佐之男命と共に
「三柱の貴い子」と呼ばれています。

また、父神・伊邪那岐命から
「滄海原(あおうなばら)を治めよ」と
命じられています。


神徳


五穀豊穣
海上安全
家内安全
諸願成就など

・主な神社
月読宮
月夜見宮(三重県)
月山神社(山形県)



あまり、
活躍が記述されていない神様ですね。

日本書紀の一書のエピソードから
感じるイメージは、
潔癖症の冷たいイメージ。

まぁ、口から出した食べ物で
おもてなしされても、

自分も全力で

NO!ですね。

伊勢神宮参拝した際、

月夜見宮の前を通りました。
鬱蒼と木々が茂る森の中。

早朝の月夜見宮は
ちょっと近寄り難い雰囲気でした。

しかし、
山頂に現れた下弦の月は、
大変美しいかった。

機会があったら今度は参拝したいです。

本日のイラストは、
月のイメージで描きました。
(モデルは、あはは😅)

顔に力を入れすぎて
月を描くスペースが無くなりました。
マジ上達したい。

明日も神様シリーズつづきます。

読んで頂き
ありがとうございました。

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