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リートリンの覚書

「もしも猫展」に行ってきました




先日、京都文化博物館に行ってきました。



京都文化博物館・別館

別館・館内

京都文化博物館は、京都府京都市中京区にある博物館です。

本館の方は、近代的な建物ですが、

別館は、重要文化財に指定されている建物です。

煉瓦造りで、明治中期の体表的洋風建築で、設計は辰野金吾と弟子・長野宇平治。昭和40年まで日本銀行京都支店として使用されていました。



辰野金吾が設計した建物は、どれも美しいですね。



今回の目的は、

「もしも猫展」


135点にも及ぶ、動物、主に猫を描いた作品が展示されています。

写真撮影OKとのことで数点ご紹介します。

浮世絵、猫と言ったら歌川国芳ですよね〜



国芳塾の様子



国芳塾は、猫だらけ〜

国芳の懐には、もちろん猫〜

国芳とは、話が合いそうです。



歌川国芳
流行猫の曲手まり



国芳の描く猫は、表情がなんとも言えないですよね。

いい味出しています。

今回の猫展で、国芳の作品の中でワイの一押しは、



ラフ画・大でき〜!



思わず笑みがこぼれる作品。

この猫の尻尾は二本。

尻尾の揺れを描いているのか?

それとも、

猫又〜なのか?

気になる作品です。

国芳以外にもたくさんの作家さんが猫を描いています。



歌川広重



ずっと追いかけている名所江戸百景。

作品をまじかに見ることが出来て、嬉しかったです。



歌川広重
猫の鰹節渡り 釣狐




広重の描く猫は、今にも動き出しそうですね。



月岡芳年
猫鼠合戦 犬張子・鼠おとし



ワイの好きな作家さん、月岡芳年も猫を描いています。

そりゃ〜、国芳の弟子ですからね。

でも、芳年の作品は、人物画の方が好きです。



歌川芳藤
しん板どうけかつらつけ
明治(19世紀後半)



歌川芳藤も国芳の弟子です。



作者・未詳
大新板猫のいしょう付
明治(19世紀後半)



作者が未詳ですが、お尻をちょこんと突き出して、中々味のある猫さんです。

かつらづけ。いしょうづけ。

昔、紙の着せ替え人形で遊んだことを思い出します。

このような玩具は、明治時代からあったのですね。



芦原国直
新板猫相撲づくし
(明治18年)



組み立てると猫のトントン相撲が出来上がります。

いや〜、しかし…

わざわざ猫を相撲取りにする意味があるのか?

ただ、胸が白いのが気になる〜。



他にも浮世絵以外の作品もあり。

一見の価値アリの中々見応えのある展覧会でした。



それでは、また。

ご訪問ありがとうございました。




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