ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

⑤成功しない企業には、目と耳が無い(クレーマー対応)

2006年10月13日 21時02分02秒 | Weblog
事例: 低タールタバコ

健康志向が始まった時期、私もあらゆる銘柄に手を出したが満足するものがなかった。
いつも「何か良いのは無いか?」と聞いていたので、親しく話すようになったタバコ屋の(ずいぶん昔の)むすめさんが「それならこれでも試したら?」と棚の奥からカートンに入ったままのタバコを取り出してきた。
メーカーの営業がいつも「売れないタバコなのだけど、置くだけでも置いて欲しい」と申し訳なさそうに持ってくるのだという。

吸ってみると少々きつめのクセがある。とても旨いとは感じない。
せっかく買ってしまったし、何日かかけて一箱を吸い尽くした。
次回から別な銘柄を買ったが、やはり低タール銘柄は不味い。
もう一度『売れないタバコ』を買ってみた。そして気が付いた。
旨くは無いが、低タールなのに「タバコを吸っている感じ」があるのだ。

これは「売れる」と判断した。
サラリーマンの多い東京・新橋のたばこ屋のおばちゃんに「これは売れる。低タールを探しにきた客に勧めてみて。絶対続く」と勧め、学生の多い別なたばこ屋でも同じように勧めた。
ほぼ一ヶ月後確認に回った。どちらのタバコ屋でも購入者は必ずカートンで買っていくリピーターになってると告げられた。しかも、「いいタバコを見つけた」と喜んでいるという。

早速販売会社に電話して販売方法の改善を申し入れた。
だが..、
電話に出た若そうな営業は ”なぜ販売方法を変える必要がある?”と、糠に釘である。

「アンタじゃ話にならんから、上司に代れ!」と言っても、どうして自分じゃダメなのか?と不満げである。
押し問答の末、ついに私も諦めた。
こんな訳の分からん営業を クレーム対応 にする会社じゃ成功はしない!と電話を切った。

そして一年もしないうちにタバコも会社も無くなった。

関連記事
一、①成功する企業はフットワークが軽い(クレーマー対応) - クレィマー誕生
二、②成功する企業はフットワークが軽い(クレーマー対応) - 耳をかざす(1)
三、③成功する企業はフットワークが軽い(クレーマー対応) - 耳をかざす(2)
四、④成功する企業はフットワークが軽い(クレーマー対応) - 即断・即決
五、⑤成功しない企業には、目と耳が無い(クレーマー対応).- 失敗事例


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。