学びの時空へ

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図書室、図書館と生きること

2020-07-06 22:08:57 | いろいろ
 たとえば職場でも学校でも、思うに任せないこと、気持ちが疲れたり傷ついたりすることはあるものです。そうしたときに、図書館で自由に本を読み、自由に時間を過ごすことはいくらかでも生きる支えにもなると思います。図書館の「居場所」としての役割が注目されていることも耳にします。
 数年前に、ある図書館が学校に行きづらい子どもたちにネット上で「逃げ場所に図書館も思い出してね」と呼びかけたことを思い出します。
 乃木坂46のメンバーだった生駒里奈さんは小学生の時、いじめの被害を受けていました。そのころ、休み時間は図書室で読書に夢中になることで自分を守っていたということです。
 学校の図書室といえば、『図書館の神様』(瀬尾まいこ、筑摩書房:ちくま文庫)という小説を思い出します。高校の図書室を主な舞台として、文芸部の顧問教師(女性)とただ一人の部員(男子)との不思議な交流が描かれています。文学には特に興味はない、図書館に行くこともほとんどないという方にもおすすめです。ちなみに、主人公の先生もそうした人物です。
 図書館、図書室の存在価値をより広くとらえていくのはいいことだと思います。

最近のニュースから

2020-06-20 13:54:30 | いろいろ
 アメリカで、ドローンを使って図書館の本を子どもたちに貸し出すサービスが始まるとのことです。


 未知の素粒子「アクシオン」が存在する可能性があると発表されました。素粒子「アクシオン」の存在は素粒子物理学の標準理論にかかわってきます。


 初期の恐竜の卵は硬い殻をもたない柔らかいものであったとのことです。卵の水分を保つために土に埋めていたのではと推測されています。


図書館をうまく使いこなす

2020-06-14 21:14:04 | いろいろ
 先日、久しぶりに地元の公共図書館に出かけました。まだ、利用が貸し出し・返却に限定されていて、館内には利用者もまばらでした。閲覧席は来週から利用できるとのことです。

 「思いがけない発見」ができるのが図書館の魅力のひとつです。気になる本が目に入ったら、とりあえず手に取って目次だけでも目を通すといいです。
 活字を読むのに疲れたら、美術書や写真集を眺めるのもいいかもしれません。
 児童書コーナー(児童書室)も意外と利用価値があります。子ども向きの解説書は専門分野をわかりやすい言葉で図版も交えて説明してくれているのでスムーズに読み通すことができます。また、近年の絵本は美術作品として高水準なものも少なくないです。
 調べものの本から生き方働き方を考えるための本、生活実用書まで無料で読むこと借りることができる図書館を上手に利用したいものです。ウェブサイト「学びの時空へ」でも、図書館の利用方法についての記事を掲載しています。
調べものをしたいときは(「学びの時空へ」)


理科を勉強することの意味は

2020-05-27 22:04:07 | いろいろ
 小中学校時代の理科の授業を思い出してみましょう。「実験や観察の結果からどんなことがわかるか考えてみましょう」と先生から問いかけられることがしばしばあったことでしょう。どのように考えれば客観的事実を合理的に説明できるかということが問いかけられたのです。
 未知の事象に対して、科学的な知見と客観的な事実にもとづいて、論理的な思考をはたらかせながら向き合うこと。これが理科の学習を通じて習得できる大切な姿勢であると言えます。
 今回のような新しい感染症の流行に際しても、科学的な思考をはたらかせることで、いたずらに不安や恐怖にとらわれることなく、より適切な対応ができるようになります。

COVID-19と子どもたち、日本小児科学会の見解

2020-05-25 22:24:20 | いろいろ
 日本小児科学会は「小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状」(5月20日付)を発表しています。
 それによると、休校措置は子どもたちの心身を脅かしており、COVID-19が直接もたらす影響よりもCOVID-19関連健康被害のほうがはるかに大きくなるだろうということです。子どもたちの抑うつ傾向、貧困問題、児童虐待などを懸念しています。また、休校措置は流行阻止効果に乏しいと指摘しています。

 ちなみにスウェーデンでは小中学校は休校にはなっていません。