Parachute Limit

いつも通り。

最近のタカラヅカ、の段

2020-09-30 10:11:42 | 宝塚
☆『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』(だいもん・雪組)
 前にもテレビで見て、お披露目公演はハッピーエンドがいいと思うのに…と思ったのと、革命の話って、どうしても舞台の色が暗いので、あまり楽しめなかった。
 という事があったのですが、なんか、また見てみることに。何だかずっと、きぃちゃん(真彩希帆さん)にこういう役って、合わないよなぁ、と気になってしまう。普段の彼女は、ハキハキしてて、自分の考えをしっかり持っている上に、それを外に出すことが出来る人という感じなので、復讐とか全然しなさそうな人が演じてるから、何だかしっくりこない。まぁ、復讐しそうな娘役さんなんていないけど(笑)。
 
 ☆『ドクトル・ジバゴ』(悠さま・星組)
  雪の『凱旋門』再演の時、歌をちらっと聞いて、悠さまも寄る年波には勝てないのか…と(失礼)思ったものでした。で、今回も恐る恐る見てみたのですが、最初はちょっと怪しかったけど、段々はっきりしてきて一安心。

 まず、これはナシにしてほしいと思ったところ(笑)。
 悠さまのラブシーン。もともとイシさんには向いてないのである。そこへ持ってきて、この年の差で(フェアリーだけど)これはないだろう。無茶だと思った。見せ方よね。(個人的に)見せなくていいのでってかんじ 舞台に布でもクロスさせれば(『ガラスの仮面』)いいじゃん。
 余談だけど、そんな悠さまの唯一、艶っぽいシーンが昔の作品にある。『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』のコムちゃん(朝海ひかるさん)演じるロッソとの場面。とりあえず、『ドリ・キン』は見ておくべきではなかろうかと!思います。(あっ、あと、『双頭の鷲』は艶ゼロだけど、悠さまの恋愛がらみとしてはすごく良かった。作品もみりおんも良かった。)

 はい、というわけで、ジバゴ。ツッコミどころはあるものの、全体的には飽きずにしっかり観られました。話は特にあれなんだけど(笑)、美術や踊りが綺麗。メンバーのレベル高い。天寿さん、あんな演技もするんだねぇ。『ニジンスキー』の緒月さんを思い出した。

 瀬央さんは、前からかっこいいなーと思ってて、いずれトップになるのかな、と勝手に思ってたのですが、いや、是非! なってほしいと思いましたね。応援したくなるタイプ。
 ラーラとのシーンで、あんなに手ェ震わせなくたって というか、演技、ラーラと逆じゃない? みたいな。ラストはらんとむのアンドレくらいやられてるし…。見ようによっては、拙い、過剰な演技とも取られそうだけど、私が感じたのは、純粋さでした。ピュア。
 ワルになった時は、本当に冷たく、カッコいい。けど、ジバゴに怒鳴られて引いちゃってる(ように見える)から、もっと練れてくるといいな。ジバゴの言葉に動揺しても、冷酷な仮面を1ミリも外さないで欲しかった。いなくなった後に(観客に)伝わればいいことじゃないかな。


 いやー、久しぶりに宝塚観た。
 実は何カ月も前に、録画していた全てを…、全てを間違って消してしまって、全然見てなかったのです。いつも、気分転換にすぐ見られていたのに、すごく残念。
 細切れのものをまとめたdvdだけは残ってるけど、未だに「(らんとむの)『ファントム』…! 『ドリ・キン』…!」となります。(エアペイのCMのよう)
 何しろ、残ったもので一番のお気に入りは、さんまさんの番組で、OG8人が「パンケ~キ~!」とハモるやつだからね。好きだけど! 『CONGA!』が見たいよう