ポイント:沖縄 瀬底島(北、北、ラビリンス)
水温:23度 気温:25度 スーツ:5mmフルスーツ+フードベスト または ドライスーツ
ひとこと:ボートコート等の防寒着があれば快適です。

今日はIさんのダイビングライセンス講習最終日です。 昨日のビーチダイビングで
順調にスキルをこなしていったIさん、ボートダイビングで瀬底島へやってきました。
1本目は上の写真のサザナミフグに遭遇です。 このサザナミ君、いっこうに動かず
じっくりと観察できました。

そして、初めてのダイビングで目を引く、このハナミノカサゴ・・・
「背鰭にドクがあるんですよ~」とご紹介して、ライトを照らしてみると・・・・

かなり大きな寄生虫が・・・・一見、セミの抜け殻のように見えたのですが、やはり
写真でもセミですね。 ハナミノカサゴやその仲間は良く体に寄生虫をつけている
ところを目撃します。 動きがゆっくりなので、寄生虫がつきやすいのか? はたまた
ゆっくり動いているので、目にとまりやすいのか? それにしても大きくてじゃまそうだ・・・
(ちなみに、お客様にはご紹介しておりません・・・)

キンセンイシモチが暗がりで群れていました。 数匹はメスなのでしょう、お腹を
膨らましていました。 オスも数匹おり、御口を膨らませていました。

2013年5月15日 11:00 沖縄 瀬底島 北 -10m 23℃ 6cm&8cm ハナキンチャクフグ
そして2本目ではハナキンチャクフグの怪しげな行動を見つけたので、Iさんとじっくり
観察してみました。
まず、手前がメス、奥がオスだと思われます。 メスの方が小さく、お腹はぷっくりと
膨らんでいました。
写真のメスは、岩にたまった砂の部分に口から突撃して、穴を開けているところです。
直径1cmに満たないような穴を一生懸命開けています。

穴を開けているメスのお腹を、写真のようにオスが時々小突きます。
「早く生んで~」といっているのでしょうか?

観察から5分ほどすると、メスが開けた穴のあたりに近づいていき、卵を産みました。
(たぶん) そのとき、オスはメスに寄り添い、2匹は体を少し震わせているようでした。
実はその瞬間の写真はありません・・・講習中だったため、観察だけに集中できな
かったからです。 安全第一ですからね・・・
写真はオスがメスに寄り添う寸前の写真です。

産卵の時間は5~10秒ほどだったと思います。 あっというまでした。
おもしろかったのは、その後のオスの行動、産卵が終わって自分の役目がすんだら
一目散に逃げるように去って行きました。 なんだか水中で「ひどい」と思ってしまった。
そして、上の写真はその後のメス・・・なにやら産卵した場所の辺りをヒレでパタパタ
しながら右往左往していいました。 何をしていたのかは不明・・・
また、メスのお腹はまだ相当膨らんでいました。 また別のオスを呼び込んで産卵
するのでしょうか?

行ったり来たりする、ハナキンチャクフグです。 講習中ということもあり、このあたり
で観察を終了しました。 講習中にこんなに生態観察でしたIさんはラッキーでした
ね(と勝手に思っている私)。

そして、最後のスキルマスク脱着・・・成功!

合格です、おめでとうございます!

そして、ダイビングが楽しくてしょうがない! といった感じのIさんは3ダイブ目は
ファンダイビングに行きました。

すると~なんとなんと、おっきなアオウミガメに遭遇!
そのときのIさんの驚き様といったら・・・体全体で「ビックリ!」を表現していました。

最後は安全停止中にノコギリダイ&アカヒメジ・・・・

Iさんライセンス取得おめでとうございます。 次回はいつですかね~
またお会いできることを楽しみにしておりますね! ありがとうございました!
トシ