かなたんの更年期を楽しむブログ♪

ただいま 更年期真っ最中のアラフィフ女デス
自分のこだわり・思うコトなど
独断と偏見で言いたい放題綴ってマス 

菜の花畑

2019年05月09日 07時41分51秒 | 長野

母のお墓参りと菜の花畑観賞を求めて ゴールデンウイークに飯山に

降り立ったワタシとお供の息子(24歳) 

1階のアクティビティセンターで自転車を借りました

ワタシが借りた1日1000円のママチャリに対して 

      息子は3000円のロードバイクってどゆこと

電動アシスト付きは貸し出し中のため、ギア変則に頼るのみです

とはいえ信濃平方面に向かうので駅名のとおり「たいら」なハズ・・・

飯山の菜の花畑は点在しておりまして 

祭り期間(3~5日)はシャトルバス(1日1000円)が周遊しています

また「道の駅花の駅千曲川」までは信濃平駅から歩いても行けます(1キロくらい)

「花の駅千曲川」の下の堤防の菜の花畑を千曲川まで歩いて行き

舟渡し(往復1000円)をしてもらい対岸の菜の花公園に行って

帰ってくるというコースもかなり魅力的なのですが  👇これです

今回はおむすびライナーに乗るので

飯山から自転車で行って帰ってくることにしました

飯山駅千曲川口を出て左方面に進み「上町西」で右折し堤防に上り

堤防上の街道をひたすら左方面に直進していきます

ワタシには土地勘がありますが

レンタサイクルで地図ももらえます

飯山は川に沿って進めば ほぼ迷子になることはありませんので 

なんとなくの方角で走ればOKです(≧◇≦) 

これがママチャリ自転車でも気持ちイイ~んです

雪解けの山々がスイスみたいよ~ん 街道沿いには 菜の花や

大きなたんぽぽが咲き誇っています この街道をまっすぐばく進です

たんぽぽが これまた大きい! そしてたくさん!

  👇こちらがワタシの両親が生まれ育った村でございます

八重桜が満開(^^♪ 

👇お墓に到着し息子とお掃除・・

 石に詳しい父が とってもデカい黒御影石の墓石を購入してしまったので

掃除が大変 家から100均で買ったスプレーを持ってきたので 

洗って拭いて 洗って拭いてを 何度もくりかえし

道の駅に花を買いに行かせた息子は全然帰ってこない

後で聞けば

素晴らしい景色に目を奪われカメラ小僧になってしまったようで・・・

途中から1人でせっせと墓掃除・・・ 

暑いし 汗ダラダラです・・・ でもキレイになりました

 母が生前大好きだった 文明堂のカステラも持ってきましたよ

茶色の部分がヘロヘロ・・・

お次は「道の駅花の駅千曲川」の堤防下の川に向かって広がる菜の花畑です

信号を渡って見下ろすと 辺り一面真っ黄色 きゃーすごいっ!!

あまりの美しさに 大感動!! 

そしてしばらくしたのち、ワタシは気づいてしまいました・・・

ここは確か・・

おじいちゃんの畑が

あったハズなんですが・・

てか・・ここ、全部畑&田んぼだった

ハズなんですけど!!

子供の頃に 

「ここらへん全部おらっちの畑だ」

と祖父に連れられて来た場所

それは この堤防下のまさにこの場所のどこかでした

それが どーゆーわけで こんな絶景に?

明治に生まれ大正・昭和・平成まで生き抜いた祖父が

令和の時代に自分の畑がこんな景色になっているとは

夢にも思っていないでしょう・・

常盤(尋常)小学校しか出ていない祖父は

終生ここで土を耕し7人の子供をもうけ、孫もたくさんできました

まさにここの土で生きてこられたワタシのご先祖様

でも・・今の時代を生きるためには

この土地だけではやっていけなくなったようです(/ω\)しくしく

昔、パールバックの「大地」を読んで

「土地さえあれば生きていける。金より大事なのは土地だ」

というようなセリフが とても印象深かったものですが・・・

父の兄の長男であるワタシの叔父は専業農家をしてました

叔父の長男(ワタシの従兄)はサラリーマンになってしまったので

耕す人がいなくなったことは知ってましたが祖父の家だけでなく

こんなにも畑を耕す跡継ぎがいないなんて・・・・

ここで暮らしても仕事がないから・・

農家をやるだけじゃ生きていけないし

大変なだけで、お天気との戦いだし

収入も毎年変動するし冬には出稼ぎや内職をしなければならない

自然災害でせっかくの努力が水の泡になってしまう年だってあるのですから

自分の子には安定した生活を・・と、望むのは当然の流れかもしれません

今の時代、旦那さんがサラリーマンになってしまえば

お嫁さんが1人でこんなに広大な土地を耕すというわけにも

なかなかいかないようで・・ 

それでも

昔の景色を知っているだけに ワタクシしばしボーゼンです・・

飯山の菜の花は ここではなく「菜の花公園」がメイン会場ですので

正直、この常盤の菜の花畑が こんなスゴイことになっているとは

案内の地図をみても想像できませんでした

だってだってだって見渡す限り ものすごい広大な面積が菜の花で

埋め尽くされているんですよ ギャー・・・・という感じです

とりあえず飯山の菜の花は この土地の名物である野沢菜であり

油もとれ、そして「しんぼな」☜多分葉っぱの頭頂部あたりを

ほうれん草のように茹でて食べたりと、いろいろ重宝する植物なので

町おこしが出来て食することも出来るという

まさに一石二鳥の救世主的な役割を担っているのかもしれません

本当に素晴らしい菜の花畑  息子はカメラ撮影総計400枚

そういえば・・1週間前に 叔母(父の実妹)からものすごい大量の

しんぼな(大変苦い)が送られてきたのですが

この中の祖父の地所から採ってきたのかしら・・・

ここは堤防と千曲川の間の土地なので 大きな台風が来ると川の水が

押し寄せてくるという水害に何度もあってきました 

この水害が肥沃な大地を作るものの、収穫前の8~9月ころに起こるので 

この土地の人々は昔から大変な思いをして生きてきたそうです

川の水で畑が全滅すると

生育が早く冬が来る前に収穫可能なひえや粟を蒔いて

飢えを凌ぐしかなかったそうです 

ひえを美味しく頂くお料理を作るには手間がかかりすぎるので

毎日食すには水でふやかしてお粥で食べるという

恐ろしく不味い手段をとるしかなく 

何メートルも降り積もる豪雪で何カ月も土が隠れる季節を

ワタシの先祖は知恵を絞って何とか生きながらえてきたのです

祖父は堤防を越えた向こう側にも畑を持っていましたが

この堤防が決壊し、村全部が水びたしになる事態が起きることもあり

小さい頃は、ここを訪れるたび堤防を高くする工事をよく目にしました

  👇今では堤防の上は立派な街道と木が立ち並びお店まで建ってます

                       祖父を思い出し しばし物思いにふけるワタシ

                      てか、つむじが禿げそう・・・( ゚Д゚)

 

 

 


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