つれづれ日記

徒然なるままに日々思うことを書いていきたいと思います

終活「もう少し先でいい」80歳以上でも3割余り

2023年04月08日 06時00分00秒 | 日記

昨日のNHK朝の番組で

終活「もう少し先でいい」80歳以上でも3割余り

という、ちょっと絶望を感じた報告がありました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230407/k10014031281000.html

・遺産の分配で、家族が骨肉の争いをする…。゚(゚´Д`゚)゚。

・隠れていた借金が見つかった…。゚(゚´Д`゚)゚。

・知らなかった血縁(認知した子供)がいた…。゚(゚´Д`゚)゚。

などなど、残された家族が困らないように、終活の準備は健康なうちにしてほしいものです。

しかし、最も決めてほしいのは

・急変時延命治療を希望するか?希望する場合どこまで行うか?

高齢者が搬送され重症なとき、「人工呼吸器付けますか?延命治療をしますか?この年齢だと管が抜けず植物状態になる可能性もありますが、どうしますか?」と説明されると「延命治療なんて考えたことなかった…」という言葉を発する家族がぼちぼちいます。特にお元気な80代、90代の子供(50-60代)です。

本人の意思表示があれば、家族も決断しやすいのですが、そういうことを話し合ったことがない家族だと、パニック状態です。

日本人は死に関して考えるのを忌避します。言霊の国なので、「死」について話すと「死」につながる、不吉だ、と考える人が多いのでしょう(特に高齢者)。

でも、本当はしっかり考えて、自分の意思を伝えておかないと、家族が後悔することになるのです。

「延命治療しないって言ったから、早く死んでしまった…自分たちのせいかも…。」

「延命治療して最期管だらけでパンパンに膨れて、かえって苦しめたかもしれない。」

むかし、厚生労働省の「人生会議」が炎上してしまいましたが、本当はとても大切なことを伝えようとしていたのです。