昨日のNHK朝の番組で
終活「もう少し先でいい」80歳以上でも3割余り
という、ちょっと絶望を感じた報告がありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230407/k10014031281000.html
・遺産の分配で、家族が骨肉の争いをする…。゚(゚´Д`゚)゚。
・隠れていた借金が見つかった…。゚(゚´Д`゚)゚。
・知らなかった血縁(認知した子供)がいた…。゚(゚´Д`゚)゚。
などなど、残された家族が困らないように、終活の準備は健康なうちにしてほしいものです。
しかし、最も決めてほしいのは
・急変時延命治療を希望するか?希望する場合どこまで行うか?
高齢者が搬送され重症なとき、「人工呼吸器付けますか?延命治療をしますか?この年齢だと管が抜けず植物状態になる可能性もありますが、どうしますか?」と説明されると「延命治療なんて考えたことなかった…」という言葉を発する家族がぼちぼちいます。特にお元気な80代、90代の子供(50-60代)です。
本人の意思表示があれば、家族も決断しやすいのですが、そういうことを話し合ったことがない家族だと、パニック状態です。
日本人は死に関して考えるのを忌避します。言霊の国なので、「死」について話すと「死」につながる、不吉だ、と考える人が多いのでしょう(特に高齢者)。
でも、本当はしっかり考えて、自分の意思を伝えておかないと、家族が後悔することになるのです。
「延命治療しないって言ったから、早く死んでしまった…自分たちのせいかも…。」
「延命治療して最期管だらけでパンパンに膨れて、かえって苦しめたかもしれない。」
むかし、厚生労働省の「人生会議」が炎上してしまいましたが、本当はとても大切なことを伝えようとしていたのです。