Longvacation

日々の生活で、思ったことや出来事などをちょっと書きとめています。

アンネの家

2005-11-13 15:10:04 | 旅行

ぜいぜいぜい・・・ボート停留所に間に合った。切符ない!「ちょっとまって、切符買ってんで。探すから・・・」「OK!乗っていいよ(にこっ)」なぜかものすごく気のいい車掌さん。ありました。切符を見せて降りると、チャイニーズらしき人々がいろんな角度からなんてことない建物の写真を撮ってる。玄関の横に立ったり。よっぽどヨーロッパが珍しいんだなあ。そして、右の角を曲がると行列。そこが「アンネの日記」で有名なアンネ博物館。そう、さっき写真を撮ってた彼らは正解!アンネの隠れていた建物そのものだったのです。博物館は正面からではなく、横の建物から入っていきます。荷物ロッカーはないので、リュックを持っていた私は、「手荷物は前に抱えてお持ちください」と書かれてるので抱えてました。入り口でチェックする男女が。えらく厳重。アンネの家ってそんなに大切にされてるのか・・・他にそんなことしてる人いないので途中でやめましたが。。。本を読んだことなかったけど、あちこちのモニターの分かりやすい英語でだいたいわかりました。お父さんはこの建物の前部分にある会社の経営者でジャム用のペクチンを販売したりしてる。ここの人の親切心で後ろの部分で隠れて生活をしたってこと。アンネや母親は収容所で、伝染病で亡くなった。父親は戦後まで生きていた。だいたいそんなこと・・・本棚で隠してた階段を上がり、彼女達が過ごした部屋を順番に見てまわる。トイレまで。壁には当時の映画スターの切抜きが貼ってあり、みんな神妙な顔つきで見ていく。「これが、アンネが苦しい生活でも笑顔を絶やさず強く生きたという、今では褒め称えられてる証拠の一片か」と。最後の部屋の隅ではモニターが3台上からつるされていてどんどんその前に人が増えていきました。その中で、アンネの父オットーが話していたのです。リアルでした。と、その後ろで階段からおばあさんが転げ落ちてきました。たぶん疲れて足がもつれたのでしょう・・・周りの人はとっさに手を貸したり、3つしかない椅子を譲ったり。後ろに居た娘さんらしき人は「っもぉ~」って感じで怒ってましたが、「大丈夫?」と口々に声をかける人たちにおばあさんは照れながら「にこっ」。アンネの家は人をやさしくする家でした。


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