『ありがち日記』

友麻碧『鳥居の向こうは、知らない世界でした。2』

2巻目。相変わらず優しい物語で癒されるー🤭


ストーリー:
異界に迷い込んだ女子大生の千歳は、薬師・零の弟子として働く日々。千歳が弾くピアノは青い光を放つ花を咲かせ、王宮から重宝されていた。ある日、鳥居を越えて来たという腹違いの弟・優に会う。「ごめんって、ずっと、言えなかった」と涙を流す優は、昔、自分のせいで千歳がピアノをやめたことを気にしていた。二人の距離は縮まっていくが……。 

千国での暮らしもだいぶ慣れてきた様子の千歳。薬膳料理の腕も上げていて、師匠の零からもちゃんと認められているのがいい感じ。そこへ、元の世界から異母弟の優がやってきて偶然出会うことに…

優は千歳と違って、よくない環境にしばらく置かれていたせいで、異世界の人々を信じられず食も喉を通らずすっかりやつれてしまっていた。でも助けられたのが千国の第一王子である青火で良かったんだろうね…結局は千歳や零先生のところに来ることができたから。ちょっとずつ回復し、異世界の生活に馴染んでいく中で、元の世界では築けなかった姉弟関係をも修復していく過程が描かれていて、この2巻目はそれがメイン。千歳と優の別れのシーンは、前向きな別れだけどやっぱり悲しかった。

音無夫人やヴァーユさんといった、これからのストーリーの伏線ともなるんじゃないかなと思われる人たちと出会い、王国の後継者争いも本格化しそうな予感。トーリさん(第三皇子)と千歳との関係もどうなっていくのか気になる。もちろん3巻目もそのうち読むつもりだけど、、、まずは目の前の積読を片付けていかないとな😅ステイホームだからって、いろいろ読みたい本を揃えすぎてしまって、それなのに意外と読書の時間を取れていないのでまったく進まず…やばいやばい💦

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