人生を狂わせる最甘のケーキください。花の都パリを訪れた未羽と颯人。めくるめくスイーツを堪能し、セーヌ川をクルージングしながら極上のお料理に酔いしれる♡はずが、若き天才料理人ルイ・デシャンの登場で颯人のテンションが急降下↓ 帰国後、文化祭準備にはりきる未羽。なのに颯人の様子がおかしくて......この関係、どうなるの? 夢に恋に悩むとき、甘〜いケーキは救世主。世界に一つだけの青春スペシャリテ第4弾。
(新潮文庫nexの特集ページ:https://www.shinchobunko-nex.jp/special/180050.html)
前作の最後に、颯人がしれっと「ジュテーム」的なことを言うもんで(だがしかし未羽ちゃんには伝わらず…)、身悶えながら4冊目に手を伸ばす我。買っておいて良かったぜ…。
今回は、コンクール優勝の副賞であるパリでの研修旅行からスタート。いつものように冷酷王子な颯人だけど、前よりよくからむようになったりと少し変化が見られ、未羽ちゃんも何となくそれに気づいているようです。しかし、これまで散々冷たくあしらわれてきた経験から、それがどうしてなのかはわからず…。そして、クルージングで提供された天才シェフの料理に打ちのめされた颯人は、なぜかそこからおかしくなります。
どうやら颯人は世界のレベルを目の当たりにし、気持ちが一人焦っていたのでしょう。未羽とともに出場したコンクールの様子がテレビで放送されたことによる、学校での騒動も他人事(未羽ちゃんだけ責められ可哀そう)、とんでもなく不味いケーキを未羽と師匠の青山さんに食べさせてしまい、けちょんけちょんに言われてしまいます…落ち込む颯人、ウケる!気持ちはわかるが、“誰かのため”という気持ちで作ることの大切さを学ぶことに。
文化祭本番では、颯人のケーキでもラブ面でもライバルの漣が登場。未羽に告白をします。それを聞いた颯人は…
ついに、ついに、この時が来たか…!って感じでした。未羽のためのケーキとともに告白。後ろから抱きしめるとか、、、ぎゃー💗
さて、ついにカップルとなった?2人ですが、どうなるのでしょうか。漣や青山さんの今後も気になります。個人的には颯人の過去、家族のことなどがあまり出てきていないので(最初に触れられてはいたけど、今はどうなの?会わないの?)、これから出てくるのかしら?と予想していますが果たして。
4冊一気に読んでしまったのですが、続きは出ますかね?でも1年に1回ペースっぽいので、もし出るとしたら来年になるのでしょうか。漫画みたいに一気に読める分、中毒性も高いことがわかりました(笑)久しぶりにきゅんとしたわぁ。