寺地さんの本。
新作がどんどん出ていますが、文庫派なので少しづつ…
ストーリー
違法カジノで働いていた長谷眞・通称ハセと相棒の沖遼太郎は、偽宝石を女に売りつけて二百万円作る必要があった。沖のミスで背負った借金を返すためだ。ようやく目標額に達したと思ったのもつかの間、騙したはずの女に奪い返され無一文に。借金返済のリミット目前、絶体絶命のハセは、今度は老人を騙すことを思いつくが――。話題作連発の著者による感動作!
二百万円の借金を返済するため女性や老人を騙してお金を作ろうとする長谷眞(ハセ)と、相棒の沖遼太郎。2人とも親との関係がうまくいっているとは言えず、また親から見たら理想の息子とは言えない。好き嫌いの問題ではなく、誰が正しく誰が悪者かという問題でもない。
2人の関係が、ただの先輩後輩や友人という括りでは表現できないんだよな。家族でもないし、恋愛関係でもない…(これからどうかはわからないけど)
このあいまいな感じが気になる人はいるかもしれない。
正しい愛のあり方とは?愛は崇高で間違いのないものなのか?と、寺地さんらしい優しい文で問いかけられていたような気がする。
ハセと善一郎さん(元はお金を騙し取ろうとしていた相手)との別れには苦い思いも残ったけれど、描かれていない続きがあるはず…。ハセと沖、ここが彼らの少し遅めのスタートなのかも。
自分の境遇とは異なるので、以前の作品に比べて「よくわかる」という部分は少なかったのだけど、自分が気付いていないだけで周りにはこうして苦しんだり悩んだりしている人もいるかもしれない。そういう視点を持てることが必要なのかな。
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話は変わり、修理に出していたPCですが、一応戻ってきました。
戻る時には「直りませんでした」ってことだったので、充電できずに電源落ちる前にBU取らないと!と泣く泣く作業をしまして…
で、最後に一か八かで充電器を挿してみました。すると…ん???
充電できてる???
🤔
スローではありますが、充電ができるように直ってました。
どういうことなんだ…
ということで、今はフル充電後のPCでブログを書いています。次の機器も情報収集しつつ、もう少し粘ってみます🤔