『ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)』の第5弾!さらに甘い2人に胃もたれ(笑)
ストーリー:
お砂糖より甘いものまだ知らなかった。ついに、未羽と颯人は恋人同士に。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中が大騒ぎ。週末には横浜中華街で初デート......神展開に幸せ絶頂の未羽だけど、嬉しいだけ不安も募るのが交際したてあるあるで......?表参道を舞台にしたスイーツ事件、ハロウィンパーティーで明かされる意外な謎――。初々しい二人を応援する新章「恋人編」。甘さふくらむ青春スペシャリテ第5弾。(新潮文庫nex特設ページ https://www.shinchobunko-nex.jp/special/180050.html)
めちゃくちゃ甘い告白シーンで終わった前作から約1年?晴れて恋人同士となった未羽と颯人が、うまく恋人としての距離感を掴めず悩む。外野としては、その初々しさを眺めて目を細めるのみ。
名推理のほうは今作も控えめ。それは果たしてOKなのか?という疑問はこのシリーズを読む上では愚問。スイーツの描写はその分しっかりと。今回も知らないケーキが出てきて、どんなケーキなんだろう?と想像を膨らませる。とても美味しそうなので、お店の名前を憶えていていつか食べてみたいものだわ。
颯人のライバル漣と、お嬢様の葵さん、どうもすれ違っている(葵さんの一方通行な片思い)けれど、恋が成就することはあるのかな?ぜひそうなってほしいけど、それは次巻以降。
それと、未羽の家族は出てきていたけど、今作では颯人のお父さんが初めて登場。何となく意外な風貌だけど、ちゃんとわかっている人だなという印象。未羽と仲良くなれて良かった。未羽の家族は相変わらず楽しい。颯人たじたじ。
2人の関係は一歩進んだ形で良かった良かった。颯人が最初の頃に比べるとだいぶ甘い。甘すぎる(笑)でも、人間らしい一面もちゃんと育てていかないと世界で闘えるパティシエにはなれないぞ!とパティシエでも何でもない私は思うのであった。
そろそろ終わりなのかな?また1年後かもしれないけど、楽しみに待ちまーす✋