恩田陸さんの短編集。
ストーリー
それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐって驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話。
恩田さんらしい作品の詰め合わせ。
どこかで読んだことがある作品もあったけど、ほとんど初めて。中には「え?」っていうよくわからない短編もあったけど、それも含めての恩田作品だと思うので😅私はホラーみのある作品が好みかな…
あと、個人的にうれしかったのは理瀬シリーズを読んでいたらわかる「麦の海に浮かぶ檻」。
どれも短編だしオチを話したら元も子もないので、特に感想と言えることは書けないわね…
あ、「春の祭典 」の解説の中にあったけど、バレエを取り上げた長編を今書いていらっしゃるのかな?それはすごく楽しみ!(文庫本派だけど…)恩田さんの作品の中でピアノとか演劇とか、何か一つのテーマで書かれている作品は多いけど、どれも面白いので期待してしまう。
もしかしたらこの本を読んで一番の収穫はコレだったかも…?