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天上天下唯我独尊

日産 KICKS AWD

代車で日産KICKS AWDがやってきた。

多摩地区一般道を40kmほど走っただけのインプレッション。

 

まず感動したのが、e-POWERの力強さとトランスミッションのリニア感。

アクセルに対して実に忠実かつ迅速に反応して、加速に不自然さが皆無。

 

2世代前のCVTのような違和感ありまくりのスバル レヴォーグSTiの名前ばかりのリニアトロニックとは雲泥の差。

 

さらに、日産特有の、フラットで路面追従性が優れていながら乗り心地を損なわない絶妙なサスペンションが秀逸。

その点ではスバルの方がさらに優れているのだけれど、ホンダのようなゴツゴツ感やトヨタのようなふわふわ感とは無縁!!

 

ただし、e-POWERの燃費は14.5km/Lで、ハイブリッドの初代ヴェゼルAWD市街地平均16.0km/Lに比べて劣っている。

ヴェゼルはトランスミッションがDCTでCVTのような不快感はなかったので、総合的には旧型ヴェゼルの走行感覚とおんなじレベル。ただし、先述のように乗り心地だけはKICKSの方が上。

 

e-POWERって名前は燃費良さそうだけど、実際はハイブリッド以下というのが現実だった。

 

で、残念なのが内装。

小さすぎるエアコン操作パネル、物理スピードメーターであることは好感持てるものの安っぽすぎる液晶ディスプレイ。

正直、内装は先代フィットと変わらない質感だと感じた。

とても車両本体だけで330万円もする車には思えず、内装だけで言えば170万円くらいの自動車のイメージ。

ここが一番の残念ポイント。

 

260万円くらいだった先代ヴェゼルAWDの方が、内装では2ランクくらい上に感じる。

そして、旧型エクストレイルのようなAWDロックもなければ、AWD表示もない。

 

価格では旧型エクストレイルXtt AWDの方がはるかに安いけれど、内装ではやはり2ランクくらいこのKICKSよりは高級感がある。

 

内装の高級感では10年前の車両価格200万円レベルにさえ達していないというのが正直なところ。

 

ただし、e-POWERの走行フィールは抜群で、燃費もまあ十分納得できる値ではある。

何より、乗り心地の良さは特筆もの。

 

最大の悲しみは、10年前だったら車両本体230万円未満の車に相当する内装質感の低さ。

ディーラーに置いてあった軽自動車の車両価格が230万円だったから、この10年で全体的に100万円くらい自動車の価格をメーカーが跳ね上げたのだろう。

 

まあこちらが出せる金額は変わらないし、自動車に必要以上の投資はしたくはない。

遊びに行くお金がなくなったら本末転倒だし…

 

軽自動車が売れる理由が分かった。

 

<追伸>

翌日曜日は、KICKSをずっとエコ・ドライブ・モードにしたまま相模原方面を70kmほど走った。

燃費は17.0km/Lと大幅に改善、初代ヴェゼルを凌駕した。

しかし、その走りは致命的。

アクセルから足を離した瞬間に、MTなら急に2速分シフトダウンしたような急減速。

不自然極まりない上に、走行フィールは最低最悪としか言いようがない。

通常ドライブモードはとても快適なのに、極端に違い過ぎる!


つまり、まともにKICKSのドライビングを楽しみたいなら、絶対に選んではいけないのがECOモード。

 

こんな燃費目的だけのまやかしをしていたら、日産は滅んでしまうと思う。

7年前の旧型エクストレルの方が、ECOモードでの走行フィールも内装質感も数段上であることを再認識。

まあ、エクストレイルは平均燃費11.6km/Lしか走らないんだけど、燃費だけでつまらない車よりは、はるかにコスパが高い。

 

「どうする日産??????」



まあ、ECOドライブモードさえ使わなければ、メチャクチャ走行性能高い素晴らしい車なんだけど…


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