所沢航空記念公園、数年ぶりに足を運んでみた。
幼少期には何度も訪れた少年時代の記憶と結びついたエリア。
当時は所沢航空発祥記念館などは存在しておらず、ただのだだっ広い広場だった。
いまは、ちょっとした観光地としても成立している。
展示内容はヘリやジェット機やレシプロ機で、それなりのボリューム感はある。
しかし、零戦や隼といった大東亜戦争当時の戦闘機は存在していない。
そう、十年以上ぶりに訪れても展示内容は大して変わっておらず、なんとなく物足りない。
レトロチックな航空管制機器は興味を惹かれるが、通電していない点も物足りない。
管理して、表示だけでも出てきてくれていたら、気分はグンと盛り上がるのに…
それでも、親子連れを中心に多くの来館者で溢れていた。
人気はあるようなので、そもそも私のニーズを満たすようなところを目指しているわけではないということだろう。
9月後半だというのに、車の外気温計は37℃を表示していた。
とにかく、暑い!
しかし、雲の様子は真夏とは少し違う…
公園内、実に整備されていて快適。
所沢市、やるじゃないか!
木々の織りなす陰影が心地よいのは、いかにも夏らしい情景。
秋なんだけれども。
駐車場近くのイチョウ並木、あと数ヶ月もすればキレイに色づくのだろう。
注意して木の先端部を眺めてみると、ほんのりと黄色味がかってきている。
気温は盛夏そのものだけれど、着実に秋が近づいていることを感じることができた。
足元に目をやると、銀杏で埋め尽くされている。
これは、さすがに2ヶ月早くないか…
所沢、というか埼玉県南西部特有の空気感が漂うこの公園。
目的もなくぼんやり過ごす休日にはうってつけ。