一般的に、センサーはAPS-Cよりフルサイズが有利と言われています。
で、F値と呼ばれている絞りがより解放されている(値が低い)単焦点レンズの方が標準ズームレンズより有利と言われています。
で、悩むわけです。
フルサイズ機は性能良いのですが、レンズが高価です。
APS-C機は性能では劣るものの、レンズが安価です。
で、
安価なD5600というエントリーAPS-C機に単焦点レンズNIKKOR 35mm F1.8単焦点レンズを組み合わせた合計7万円のセットと、
Z5というフルサイズ機にNIKKOR Z 24-70mm F4ズームレンズを組み合わせた合計30万円以上のセットと、
写りはどう違うんだろう?
ということが非常に気になるわけです。
以下の写真は、どちらも撮影モードはオート、焦点距離は50mm(フルサイズ換算)、JPEG撮って出しの室内撮影での比較になります。
プロカメラマンやセミプロではない人間にとって、オートでどう写りが違うかというのは大きな問題です。
さあ、どっちが良い写真でしょうか?
私にはなんとも言えません。
ちなみに正解は、
上)カメラ:NIKON Z5 レンズ:NIKKOR Z 24-70mm F4ズームレンズ
下)カメラ:NIKON D5600 レンズ:NIKKOR 35mm F1.8単焦点レンズ
の組み合わせになります。
わかりましたか?
そもそもこのブログにアップする時点で画質が大幅に落ちてしまうわけですが、
上のZ5の方が瞳オートフォーカスが装備されている分だけ表情がはっきりしているように思います。
しかし、時計の時刻を見るとわかりやすいのですが、D5600の方がしっかりと背景ボケしています。
さらに、ジャケットの紙の質感というか、パキっとしたシャープさではD5600の方が上のような気がします。
私にはどちらが良い写真なのか判断できかねます。
ただ、好みの写真は下のD5600 (APS-C)+ 単焦点レンズです、はい。
にしても、ジャケットの色の出方が随分と違います。
色に関しては上のZ5の方がリアルで、D5600の方は少しフィルム写真ぽいかもしれません。
結論としては、APS-C機と単焦点レンズの組み合わせは、それなりに最強だということです。
Zレンズ(フルサイズ)の50mm F1.8単焦点レンズを購入すれば圧倒的に良い画質が得られるのでしょうが、新品で8万円くらいするので、悩んでしまいます。
なにせレンズ一本で、このD5600本体と単焦点レンズを両方新品購入する価格を上回ってしまうのですから……
結論なくて、すいません。
で、こちらは、
カメラ:キヤノン EOS M100(APS-C) レンズ:15-45mm F3.5-6.3 ズームレンズ
の組み合わせ。
あくまで、参考写真です。
CANONの単焦点は22mmしか持っていないので、35mmに設定できる標準ズームでの撮影になってしまいました。
こちらは、CANONにとって圧倒的に不利な条件となります。
背景はボケていないしノイズはひどいしで、これだけは画質が悪いとすぐに判断できます。
でも、LPジャケットの色は、キヤノンの評判通り最もニュートラル。
CANONのこの写真がノイズ多いのと背景ボケてないのは100%レンズのせいなので、メーカーの違いによるものではないと断言しておきます。
ということで、
参考写真の参考までに、こちらは、
カメラ:ニコン D3300(APS-C) レンズ:18-200mm F3.5-6.3 ズームレンズ
の組み合わせ。
CANON EOS M100より旧型のカメラで、レンズもさらに古くて性能低いものです。
写りとしては、一番不利な同条件テストになります。
ノイズはキヤノンとほぼ同等ですが、全体にパキッとしてるのはニコンならでは。
ジャケットの色はやっぱり少し赤みがかっていてキヤノンの方が自然。
私は、NIKONの陰影豊かでパキッとした絵の方が好みのようです。