天上天下唯我独尊

BOSE 1705II、試行錯誤の末



純正アンプBOSE 1705IIには、サウンドのモードが「101 Series」と「Others」の2つがあり、背面のスイッチで切り替えられる。

BOSE101MMを鳴らす時の、それぞれの傾向をざっくり言うと。。。

「101 Series」
・中華デジアンLEPY 2024A+に比べると高音域の鳴りと分解能が劣って聞こえるが、低音方向の厚みが増すことで、マイルドで聴き疲れしない感じに。

・ただし、「101 Series」モードは意図的に極低音部をカットしているので、101MMのポテンシャルを100%引き出すような低音部は鳴らない。



「Others」
・重低音が鳴る。小さなスピーカーとは思えないレベル。しかし、シングルコーンの宿命か、高音部の精細さと低音のキレが壊滅的ダメージを受け、音が平べったくなる。





<試行錯誤の結果>
・小音量でも低音が響く「Others」を選択し、iTunesのイコライザで高音部を持ち上げてずっと聞いていた。

・久々に時間があって「101 Series」に切り替えると、低音の迫力は大きく失われるものの、こちらの方が広がりがあって心地よい音に感じた。

・イコライザで色々いじって音を好みにしようと思うが、フルレンジの宿命。高音を持ち上げるとキンキンし、低音を持ち上げるとボアボアする。

・結果、イコライザで何も触らない「101 Series」モードが一番バランスが取れているとの結論に達する。


<諦めに近いかもしれない落とし所>
・アンプはBOSE 1705IIを使って「101 Series」モードを選択し、イコライザで何も触らないのが一番精神衛生上落ち着くことに気がつく。これがメーカー(BOSE)が聴かせたい本来の音なのだと思って、勝手に納得。



B&W CM1S2が鳴らす精細かつ厚みのあるやわらかい音から比べると音質としてはかなり雑味があるのだけれど、「天吊りBOSE 101MM」から降ってくる音が生み出す包まれるような音空間は、非常に心地よくて唯一無二。

結局、この音が好き。


しばらくは、何も触らず、音楽を心地よく鳴らして楽しもうと思っている。

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