写真は会社のデスクに置いてある中華アンプとパイオニアのスピーカー。
仕事中も、ある程度の音質で音楽聴きたいわけです。
で、今日の話題は可聴域。
広く知られているように、加齢とともに聴力は衰えていくわけです。
どれくらい衰えているか、数年ぶりに試してみました。
今回検索で上位ヒットしたのが、こちらの補聴器を勧めてるんであろうサイト。
https://www.sainokuni-rionet.jp/choice/7_index_detail.html
はい、ハッキリとモスキート音と記載されてる18khzが聴こえます。
14khzとか、うるさいくらいに…
たぶん、20khz以上がいまだに聴こえてるのでしょう。
若かりし頃はテレビついてるとキーン!と響く騒音が不快で仕方なく、それゆえにあまりテレビを見ませんでした。
最近は液晶モニターになったせいなのか、全く聴こえません。
とは言いながら、それなりに聴力が衰えたからなのでしょう。
で、この聴力は、音楽のジャンルも絞り込みます。
というか、どうしても聴けない楽器を生み出します。
それは、ホーンセクション。
特に、トランペット!!
高音の金管楽器、耳にキンキン響くただの雑音なのです。
ビッグバンドのサウンドとか、地獄以外のなにものでもありません!
昔は、みななんでこんな騒音を聴けるのか謎でした。
最近はこれでも聴力衰えてきたのでそんなうるさくは感じなくなりましたが、条件反射でホーンセクションあるサウンドは忌避してしまいます。
マイルス・デイビスのミュートした音は聴けるし大好きなのですが、よくビッグバンド系で鳴るパーンて明るいサウンドがダメなのです。
苦手とかじゃなく、無理。
もし上記の聴力テストサイトの判定基準が正しいなら、僕が「高音の精細さが素晴らしい」と表現してる音域は、たいていの40代以上の人には聴こえてないことになります。
そして、たいていの40代以上の人が「高音がよく出てる!」と表現するサウンドは、僕にはやかましい高音でしかないのです。
某オーディオショップでアキュフェーズのアンプに100万円くらいするB&Wのバカでかいスピーカーつながってるの聴かせてもらった時は、あまりに高音がうるさ過ぎて瞬間で止めてもらいました。
「オレのチビCM1S2のが、ずっとバランス取れてて良い音!」ってのが正直な感想でした。
聴こえてないんですよね、店員さんにはこのやかましい高音が…
ようは、スピーカーの性能云々以前に、自分の耳の性能を把握しておいて欲しいなと。
あなたにとっての良い音は、お客さんにとってはつらい音なのかもしれないのです。
JBLのホーンとか、ソニーのスピーカー全般とか、大好きなキラキラした高音が全く聴こえないので、僕にとっては全然ハイファイには聴こえない。
けど、その僕がこだわる高音域が全く聴こえない人にとっては、非常に素晴らしいサウンドなのかもしれません。
いや、きっとそうなのです!
ということで、まずは己の可聴域を知り、それに合わせてスピーカー選ぶことが大切だと思います。