リフトドライバーに挑戦!60才になったので新しい冒険をします。

ウィークエンドだけトライします。Driveしたらジャーナルを書きます。よろしくお願いします。

サンフランシスコの幽霊-5-

2023-06-07 04:39:51 | サンフランシスコの幽霊
私はサンフランシスコ公立図書館で日曜日にボランティアをしています。
無料の日本語クラスで常連は5-6人です。
昔日本に住んでいた人やこれから日本に行きたい人、大学で日本語の勉強をしている人etc. 色々な人がいます。

因みに全五か国語の無料クラスがあり、私もフランス語のクラスに在籍しています。
先生は元フランス語の教授でとてもやさしく教え方が上手いです。
生徒にはフランス人の奥さんがいるフランス語ペラペラ(に見える)おじいさんとパリが大好きで
フランス語を6-7年勉強しているのに全然話せない丸顔の日本人のおばさん―それは私ですーがいます。
シャンゼリゼの屋台のクレープ屋さんでチョコレートクレープを注文したら、
屋台のおばさん以下並んでいた周囲のお客さん達に大爆笑されたという輝かしい実績があります。

屋台のおばさんは、
Would you like a chocolate crepe?
と流暢な英語で言いました。

私の無料クラスにはホームレスの人達も来ます。

図書館はホームレスの人たちの憩いの場で
朝の開館時にはトイレやシャワーを使い身だしなみをととのえ、
PCでテレビや映画を楽しみます。もちろん本も読み放題です。
館内の空調は暑いにには涼しく、寒い日には暖かく整えられているので、
皆大好きです。

私のクラスの常連ホームレス、ジョナサンは年齢不詳だが、
一見大学生くらいに見えます。
とても勉強熱心で
毎回来るたびにノートにびっしりと書いた漢字を見せてくれます。
少し角ばった強い字です。

ジョナサンはハンサムで優しい目をしています。
一つだけ困るのは彼の身体から強い異臭が放たれていることです。
嬉しそうに漢字ノートを見せてくれる時、鼻も曲がりそうになりますが。
目も痛くなり、涙が溢れます。

先日そのジョナサンが友達を連れてきました。
赤いビーニーを被ってニコニコしています。

ジョナサン、お友達を紹介してくれないの?と私が聞くと
ジョナサンはキョトンとしています。
右に座っている赤いビーニーの彼よ、というと、
ジョナサンは少しキョロキョロしてから、

Did you say a red beanie? と聞いてきます。

そして、それなら親友のダンカンだよ。大学で同級生だったんだ。
いつも一緒に日本語の勉強をいてた…
と言います。

僕ももう一度 ダンカンの笑顔が見たい。
と言って右側の空間をジッと見つめていました …。

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